ドローンジャーナル

国際航業とエアロネクスト、次世代の橋梁点検手法の実証実験を実施

-新型ドローン「Next」シリーズを活用-

 2018年8月31日、日本アジアグループ株式会社傘下の国際航業株式会社と、株式会社エアロネクストは、エアロネクストの新型ドローン「Next INDUSTRY(TM)」を活用した次世代の橋梁点検手法の実証実験を実施したことを発表した。

 橋梁点検は国が定める統一的な基準により、5年に1度、近接目視による点検を行うことが定められている。しかし、管理橋梁数が膨大であるため財政負担が大きいことや作業者の経験値・技術力に左右されない品質を保つのが困難であるといった課題があった。今後こうした課題を解決し、橋梁インフラの安心・安全を継続的に確保していくためには、ドローン等を活用した点検業務の効率化が必須である。

 本実証実験では、エアロネクストが持つ独自重心制御技術4D Gravity™を搭載したドローン「Next INDUSTRY™」を使用した。重心制御技術とは、飛行中のドローンの重量を最適化する技術で、飛行状態が機体の姿勢や搭載物によって変化しないのが最大の特徴だ。このドローンを使うことで、機体とカメラやセンサーなどの搭載物の物理的な距離を確保し、従来のドローンでは難しかった対象物への接近や狭い空間への侵入、橋梁現場での安定飛行を実現している。

「Next INDUSTRY(TM)」棟梁点検Ver. 実証実験

 今後は4D Gravity™の利点を最大限に活かして、橋梁点検専用Next INDUSTRY™には24時間飛行を実現する地上給電システムを採用する予定だ。
 さらに両社は、橋梁点検専用Next INDUSTRY™の実用化に向けて、非GPS環境下で自律飛行が可能な制御プログラムを搭載した実用機体を開発し、点検業務の効率化とコスト削減を両立するドローンの本格的な活用を目指していく。

 本実証実験で撮影した映像は、9月3~6日に京都で開催される「Industry Co-Creation (TM) (ICC) サミット KYOTO 2018」のカタパルト・パークにて展示予定だ。