ドローンジャーナル

ユニリタと銀座農園、果樹のリモートセンシングによる自律型農業ロボットの実用化開発に着手

福島イノベーション・コースト構想に基づき整備される「福島ロボットテストフィールド」。本施設は、南相馬市・復興工業団地内の東西約1,000メートル、南北約500メートルの敷地内に、「無人航空機エリア」「インフラ点検・災害対応エリア」「水中・水上ロボットエリア」「開発基盤エリア」を設け、実際の使用環境を拠点内に再現しながら研究開発、実証実験、性能評価、操縦訓練を行うことができる。

 株式会社ユニリタと銀座農園株式会社は、高齢者の農家が多い果樹産業を支援するために、人工知能(AI) による果樹農業データプラットフォームを構築し、リモートセンシングによる自律型ドローン&クローラー型農業ロボット、及びマニピュレータ系農業ロボットの実用化開発に着手したと発表した。

 両社による共同開発は、福島県浜通りの産業再生を図る「福島イノベーション・コースト構想」の一環として、福島県南相馬市において福島県が推進するロボットを活用した地域復興実用化開発等促進事業に参画するもので、全国有数のフルーツ王国でもある福島県の果樹農家が抱える作業負荷を軽減しつつ、高品質な果実の生産規模拡大に貢献することを目標としている。

 農業ロボットの領域において、両社の知見と地元企業や大学機関と連携し、以下の実用化開発を目指す。

・農場内の生育状況の可視化、土壌状況や温度環境の把握、データ化
・AIによる最適な営農アドバイス
・農業用車両の自律化制御システムの開発
・農業用ロボット(ドローン、クローラー)の企画・開発

 本共同開発は、2020年度までの開発・実証実験を第1フェーズとし、福島県浜通り地区の梨農家への導入を目標としている。また、ユニリタと銀座農園では、本共同開発の成果をもとに、日本各地の果樹農家への導入と農業向けソリューションとしての製品化を目指している。さらには、減少の続く果樹農家の人材支援も視野に、新規就農者に対しても同ソリューションを提供していく予定だという。