ドローンジャーナル

DJI、ドローン測量を効率化、空中写真測量専用ドローン「MATRICE 600 PRO for TS」を発表

-i-Constructionで大幅な省力化を実現-

 DJI JAPANとトプコンは、トータルステーションでドローンを自動追尾することで、標定点を不要とし(*1)、大幅な省力化を実現する空中写真測量システム『TSトラッキングUAS』に対応した専用ドローン「MATRICE 600 PRO for TS」を2018年7月18日より提供開始することを発表した。

MATRICE 600 PRO for TS

 「TSトラッキングUAS」は、国土交通省の空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理要領(土工編)(案)、ならびに空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)に対応した、カメラ位置を直接計測できる写真測量システムである。また、国土交通省が推進するNETIS(New Technology Information System: 新技術情報提供システム)にも登録されており(*2)、i-Constructionでの用途に限らず、様々な測量/建設現場において、高精度で高効率な写真測量が可能である。

 「MATRICE 600 PRO for TS」は、DJI JAPANの正規販売代理店であり、官庁向けにドローンのカスタマイズ実績を持つ日本サーキットより製造する。同システムを活用した空中写真測量に関するトレーニングはdoから、事故等の保険サービスについては三井住友海上火災保険より専用保険パッケージを提供する。これにより、販売からトレーニング、アフターサービスまで一貫したサポート体制を提供することで、測量/建設現場において、ドローンを効率よく安全に活用する企業を支援する。

TSトラッキングUASの特長

 「TSトラッキングUAS」は、ドローンに搭載したカメラに専用のプリズムを取り付け、自動追尾型トータルステーションで連続測定することで、カメラ位置を直接計測できる手法である。同システムにより、これまで必須だった標定点の設置や計測が不要となり、従来に比べ最大6倍(*3)の作業効率の向上が図れる。なお、同システムは特許を取得している。

TSトラッキングUASのシステム構成

 TSトラッキングUASは、UAVユニット「MATRICE 600 PRO for TS」とトータルステーションユニット、3D点群処理ソフトウェアで構成される。

UAVユニット「MATRICE 600 PRO for TS」
1)Matrice 600 Pro for TS
2)シャッターロガー装置
3)カメラ本体
4)タイムラプス アプリケーション
5)35mmレンズ
6)カメラプリズムアダプター
7)FPVカメラ

トータルステーションユニット
1)トータルステーション本体(TOPCON GTシリーズ、 SOKKIA iXシリーズ)
2)オンボードプログラム LPS UAV

3D 点群ソフトウェア
1)MAGNET Collage UASキット

*1: 撮影時のカメラの位置や姿勢、隣り合う写真の相互関係、写真と撮影地域の3次元座標系との対応を求めるために用いる地上に設置した基準点のこと
*2: NETIS登録番号KT-170064-A「移動体計測技術を用いたUAV空中写真測量システム」、 NETIS登録番号KT-170034-A「3Dテクノロジーを用いた計測及び誘導システム」
*3: トプコン調べ

価格と販売時期
「MATRICE 600 PRO for TS」は、2018年7月18日(水)より、全国のトプコンの正規販売代理店よりオープン価格で販売する。