ドローンジャーナル

ミライト・テクノロジーズ、コマツとドローン事業で業務提携

~ドローンサービス事業者を対象としたドローン広域運用サービスを提供、コマツが5月からサービスを展開する「Everyday Drone」の運用サポートを開始~

 2018年4月18日、ミライト・テクノロジーズは昨年10月に発足したドローン事業の第1弾としてコマツと提携し、5月からサービスを開始するドローン測量やパイロット育成、機体の整備等のサポートをすることで全面合意した。

 ミライト・テクノロジーズは事業構造の変遷、NTT光設備の充足に伴いサービスの転換として昨年10月にドローン事業部を発足した。IoTの動的センサーとしてドローンの活用の幅は広く、他企業のアライアンスにより多様なサービスが可能である。

 現在、様々な分野で実施されている実証実験の中から事業か案件が出始めているが、広域展開に置ける運営体制が課題となっている。実証後の広域での導入において天候に大きく左右されるドローンには多数の運用拠点が必要であり、多数のパイロットの育成と維持が課題である。これらを全て賄うのは負担が大きく、事業毎の体制構築は難しい。これらを解決するべく、ドローン広域運用サービスを提供することを決定した。

広域運用サービスの業務受託フロー

 ドローンサービス事業者が受けたエンドユーザーの注文を広域運用サービスで受託し、全国のパイロットネットワークの最寄りサービス拠点に連絡し、オーダー業務を実施する。人口密集地(DID)で飛ばす際などの申請も代行も行う。パイロット育成のための研修拠点は神戸と熊谷の2ヶ所ある。また拠点は概ね県域に1ヶ所ずつ設置し、日帰り拠点と機器保管や運搬をし、天候に左右されやすいドローンの弱点をカバーできる。広域運用サービスはオーダー内容によってかなりの差はあるが、数週間でデータを影響することができるという。難しい調査や特殊などローンの場合だと数ヶ月期間を要するとのことだ。

パイロット育成サービスについて

 国交省認定民間講習団体であり、3月に航空局HPに掲載された。
JUIDA認定スクールで神戸と熊谷にあり、2018年3月末現在、5ヶ月間で189名の育成を達成した。最も大きな特長は野外練習場と座学を一つの場所に備えていることでこれにより、場所の移動をせずに効率的に研修を進めることができる。また、野外練習場では自然環境の影響下での訓練が可能である。GPSが途絶えたことにより制御不能となる墜落事故が多いが、ここではGPS機能を外した状態での風の吹く自然環境下で訓練が可能である。ミライト・テクノロジーズは通信建設会社の強みを生かし、特に安全対策の徹底に力を入れている。危険予知や事故を防ぐノウハウをたくさん持っているためドローンを安全に運用する上で強みがある。また、近隣住民への説明やPR活動を円滑に進めるノウハウも伝授する。スクールは夏過ぎまでにもう100名の育成を目指しており、300名ほどのパイロット育成を目標としている。

コマツ「Everyday Drone」の概要

 Everyday Drone」は、自動運行する専用ドローン「Explore1」と現場で高速にデータ処理ができるGNSSベースステーション「Edge Box」を使って、現場の3D現況測量データを数十分で生成するサービスで、誰でも毎日簡単にドローン測量ができ、現場の進捗に大きな変化をもたらすことができる。4haの土地のデータを従来では1日がかりで取っていたが、30分で点郡データを取ることができるようになる。

 3D現況測量データをスマートコンストラクションアプリに転送し、前回のデータと比較することで施工した節土量・盛土量を確認することができる。ドローンによる測量で工事全体の施工進捗管理の簡易化と手間の削減が実現する。

 2016年、2017年と実証実験の年が続き、2018年は実業化のために運営体制が整えられている年である。それに伴い、特にサービス事業の拡大率が高くなっている。広域での運用のためにコマツと連携したサービスを提供し、事業を広げていきたいとミライト・テクノロジーズドローン議場部長本田氏は展望を語った。