ORSOはドローン操縦の楽しさをバーチャルで拡張した、スマートグラス×DRONE STAR©のコンセプトゲームDRONE STAR©レーシングカップを発表した。

背景

 日本におけるドローンの利用はホビー・産業共に様々な場所で行われており、エンターテイメント分野においてドローンレースは世界的に注目されている。日本でのドローンレースは2015年11月に開催されたDrone Impact Challenge 2015を皮切りに、ジャパン・ドローン・チャンピオンシップ in ハウステンボス(開催:2017年2月、協賛:KDDI)など様々な場所で開催されてきた。ドローンレースを行う上で最も重要な技術=FPV(ドローンカメラに搭載された映像をリアルタイムでゴーグルに映像転送する技術)には、アマチュア無線免許による開局申請や国土交通省航空局へのドローンの目視外飛行の申請承認プロセス、総務省電波法による技適マークが付与された機器の利用など、様々な手続きや機器の選定が必要となり、ハードルが高い現状にある。

コンセプトモデル概要

 今回のゲームアプリ「DRONE STARレ-シングカップ」は、スマートグラス「R-9」と室内専用ドローン「DRONE STAR 01」を組み合わせたバーチャルドローンレースのコンセプトモデルとしてORSOが企画・開発した。
 このコンセプトゲームアプリでは、スマートグラスが持つ現実世界とバーチャル空間を組み合わせて表示を行うAR機能を用いることで家にいながら実際のドローン操縦の楽しさだけを抽出し、室内環境下でその世界観をドローン飛行コースとしてバーチャルで拡張した、まったく新しいドローンレースゲームが体験できる。また、対応機体の「DRONE STAR 01」は、既に技適マーク付きで2.4Ghz帯域のリアルタイム映像をスマホに転送する機能を搭載しており、アマチュア無線免許が不要である。また、18gの室内専用機による室内利用のため目視外飛行の申請承認プロセスが必要ない。この組み合わせによって、バーチャルな室内環境を通じて初心者でも安心して「楽しみながら、学ぶ、コミュニケーション」が実現されるだろう。