ドローンジャーナル

ドローン向け天気予報システム「Dro天」を4/26に運用開始

全国61地点、33日先までの「雨・風」情報などを公開

 E・C・Rは、大阪商工会議所「ドローンビジネス研究会」の活動をきっかけに気象工学研究所と協力して、ドローン向け天気予報システム「Dro天」(どろてん)を開発した。2018年4月26日(木)より、全国の天気予報を33日先まで無料で公開する。予測情報は、予報業務許可事業者の気象工学研究所から、当社が運営する「Dro天」サイトへ提供される。

日々の飛行条件を10段階で表示する。数字が小さいほど条件がよい

「Dro天」登録申込: https://droten-jp.ecr-drone.com/users/login

 ドローンの飛行に際しては、雨や風の影響を受けるため飛行当日の天気は安全な飛行にとって重要である。本天気予報の提供により、ドローン関連ビジネスに取り組む事業者は航空法で定められた飛行許可申請の手続きを行うにあたり、「雨」や「風」の影響をできるだけ避けて飛行予定日を決めることができるようになる。

 E・C・Lは、大商が大阪市と締結した、先進技術を活用した実証事業の推進に関する包括提携に基づき、「大阪城・六番櫓」や「大阪港・海岸保全施設(防潮堤や護岸)」といった市有施設等で、ドローンを飛行させて画像撮影を行うなど実証事業の実施に取り組んできた。しかし、気象庁が発表している週間予報では1週間を超える先の天気を見込んで飛行予定日を決めることができずにいた。このため、E・C・Rは気象工学研究所に、気象庁が配信している「過去10年の実況データ」と「1か月先までの予報データ」の活用検討を依頼し、全国61地点を対象に33日先まで毎日の飛行条件を10段階で総合判定して表示する予報システムの開発に至った。

 表示画面はカレンダースタイルで、各日の総合判定が10段階で表示され、数字が小さいほど好条件であることを示しているため、数字の並びから条件の良い日を選びやすくしたのが特長である。また、各日の枠内には「雨」と「風」それぞれの過去と予報の情報を独立させて表示しているため、「雨」や「風」のどちらか一方を重視して日程を決めることが可能となる。

 飛行許可申請を航空局に対して行う際の手続きには2週間ほどの期間が必要だが、33日先までの全国の天気予報を確認できるこのシステムにより、1週間を超える先の飛行予定日を天気予報を踏まえて決めることができる。

 「Dro天」の予報システムは予報情報が毎週木曜日に更新され、パソコンやスマホから無料で情報を確認できるが利用に際しては専用サイトから事前登録が必要である。同予報システムは特許出願中で名称は商標登録を申請している。