日本発の空飛ぶクルマ開発活動”CARTIVATOR”を運営する一般社団法人CARTIVATOR Resource Managementは、今回新たにパナソニックからの支援を受けると発表した。この支援は空飛ぶクルマの開発推進に活用される。

 今回の支援は、パナソニックが「日本発の空飛ぶクルマで次代に夢を繋ぎたい」という想いを掲げるCARTIVATORの活動に共感したことから実現した。CARTIVATORは「モビリティを通じて次世代の人達に夢(=能力の拡張)を提供する」というミッションのもと、2012年より活動を開始し、空飛ぶクルマ「SkyDrive」の開発を進めている。
 会社員・学生などが余暇等を利用して活動に参加しており、メンバー数は2018年3月現在で約100名である。空飛ぶ車は世界ではエアバスやウーバーなど大手企業・ベンチャー企業が都心部の交通渋滞緩和や災害時の活用などを目的に開発に着手している。CARTIVATORでは、2030年までに市販化することを目標に陸空両用、長い滑走路や大型車庫などを必要としない世界最小の空飛ぶクルマの開発を進めている。

 パナソニックの専務執行役員柴田 雅久氏は、「パナソニックは今年で創業100年であり、社会と暮らしへの貢献の基本理念を基に大きな変革期を迎える自動車業界において新しいモビリティ社会の発展に貢献したい」とコメントしている。一方、CARTIVATORの代表中村 翼氏は、「パナソニックの支援に感謝の意を示すとともに『SkyDrive』の2020年世界披露実現に向け、 機体の開発を更に加速させていく」とコメントしている。