2018 年 1 月 31 日 、エアロセンス株式会社はGPS 機能搭載の対空標識「AEROBOR Marker」(エアロボマーカー)のドローンレーザー測量対応版を発売すると発表した。「AEROBOR Marker」は国土交通省が推進する ICT 施工・i-Construction(アイ・コンストラクション)などのドローン測量に使われ、現場の作業が低減し、かつ高精度という特徴を持つ。

反射板のレーザー計測例

ドローンレーザー測量は、太陽光発電所や風力発電所などの設営を目的に、写真測量では難しい山間部の地形を測る(等高線図を出す)ことに活用されることが多い。そのため対空標識の測量には、普段人が立ち入らない山間部に高価で重いトータルステーションを担いで入山する必要があり、登山リスクとともに時間とコストがかかっていた。

そこで、従来の測量方法に対して、「AEROBOR Marker」のレーザー測量対応版は、1 個 500g 未満と軽量小型で、かつ現場の通信環境に関わらず、GPS 測位(相対)精度が 1~2cmの測量が可能である。これによって、これまでリスクもあり時間とコストがかかっていた山間部での対空標識の測量作業を大幅に軽減することができる。