ぼくらの自由研究室

1缶1000円オーバー! サバを贅沢に堪能する高級サバ缶が登場

先日、サバ缶がツナ缶を超えたこと、そんな人気のサバを徹底解剖した書籍をご紹介しました。サバ缶ブームが到来しつつある感じですが、今度はなんと1缶1000円オーバーの高級サバ缶が6月4日より発売されています。

この高級サバ缶を作ったのは、アバランチという広告制作会社。昨年に設立20周年の記念プロジェクトとして、自社で開発から生産まで携わった「SAVALANCHE (サバランチ)」を開発。限定1000個の記念品でしたが、瞬く間に品切れとなり、反響も大きかったため、商品化へとプロジェクトを移行し継続が決定したとのこと。

広告制作会社が開発した高級サバ缶

そして、誕生したのが「No.38(ナンバー・サーティエイト)」。誰ものテーマ曲(ナンバー)のように身近な存在でいたいという思いをNo.に、サバを数字の38で表記することで、世界中の人におぼえてもらうネーミングにしたそうです。

「No.38(ナンバー・サーティエイト)」

さて、そんな気になる缶詰ですが、素材は最高級ノルウェー産のサバ。通常のサバ缶は機械作業が一般的なところ、No.38は手間のかかる手作業でしか再現できず、その複雑な調理工程は多くの生産工場から断られ続けたなか、ようやく対応してくれる工場に出合えたそうです。

そして、自慢のサバを最大限に活かす味付けを求めて0.1g単位で何度も検証。骨が抜かれた切り身をカットして使用し、素材を生かした繊細な味を再現。加熱工程も一般的には1回のところ2回設け、1回目は身を柔らかくほぐし、2回目は素材を生かしたキレイな白身を保つことを実現しているとのこと。

断られ続けた複雑な調理工程
ノルウェー産のサバを最大限に活かす味付け

また、缶詰をそのまま食卓を彩るアイテムにしたいと考え、明けた瞬間の美しさにもこだわっています。唐辛子やローリエを丸ごと使い、開封しテーブルにセットするだけで華やぐ一品に仕上がっています。パッケージにも遊び心があり、サバからのメッセージや表情が隠れているそうです。こうしたパッケージのデザインやネーミングは、広告制作会社ならではという感じですね。

開けた瞬間の美しさにもこだわる
遊び心のあるパッケージ

“サバを贅沢に堪能するサバ缶”No.38のラインナップ3種類

No.38のラインナップは、「TRIPLE MIX PEPPER」「CHILI AND GARLIC」「SPICY RICH CURRY」の3種類。TRIPLE MIX PEPPERは、厳選した黒胡椒、白胡椒、グリーンペッパーをバランスよく調合し、ピリッとアクセントの効いた味が特徴。CHILI AND GARLICは、辛味と旨味が染み込んだガーリックオイルと唐辛子の絶妙な味わいとのこと。SPICY RICH CURRYは、スパイスをなじませるため、サバをカットした後に、手でさらに身をほぐし、カレーの風味を味わえるように特別調理を加えた一品。

TRIPLE MIX PEPPER。白ワインをソーダで割ったスプリッツアーや、さっぱりとしたジンリッキーをお供にするのがオススメとのこと
CHILI AND GARLIC。少し強めのシェリー酒や、さっぱりとしたスパークリング日本酒などをお供にするのがオススメとのこと
SPICY RICH CURRY。ビールやライムが効いた効いたウオッカ・リッキーをお供にするのがオススメとのこと
とりあえずSPICY RICH CURRYを購入してみました。楽しみ

それぞれ1缶1200円(税別)で、3缶セットは3500円(税別)。送料は600円(※北海道・沖縄のみ900円)。オンラインショップで購入できます。ちなみに3缶セットはギフトボックス付きなので、サバ好きな人へのプレゼントにもオススメかもしれません。私はとりあえずSPICY RICH CURRYを注文してみました。味の感想などはまた別の機会に。

高級感のある3缶セット

清水英行