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東芝と松下、製造現場のシステム構築で協業体制

  東芝(6502)と松下電器産業(6752)は、企業の製造現場のIT化を実現する情報システム開発や提案などで協業することを合意した。まず、両社の得意技術を持ちより3次元CADやPDM(製品データ管理)システム、ドキュメントシステムの分野で取り組みを始める。

  製造現場では、設計や調達、生産などが連携し合った効率的な体制確立が求められており、両社は設計・技術データを体系的に保管・管理し、各製造現場が共通データベースとして活用できるような情報管理システムを提案・構築していく。

  東芝がCAD、PDM、システムインテグレーションなどを、また、松下がストレージ・出図プロダクトの提供などを担当する。両社はすでに、川崎重工業(7012)の破砕機事業部のシステム構築に共同で取り組んでいる。また、両社はこのほど次世代液晶をシンガポールで共同生産するプロジェクトにも合意しており、提携を一層密にする。

■URL
・ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010326-1/jn010326-1.html
・東芝と松下がシンガポールに液晶の大型工場~1,230億円を投資
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/02/23/doc2101.htm

(沖野宗一)
2001/03/27 15:46