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NEC、IT投資での環境配慮評価制度を導入

  NEC(6701)は、システム構築やネットワークサービスなどのIT関連ソリューション事業に4月から環境配慮評価制度を導入する。3月末までに、そのための「評価基準」と「IT環境影響定量評価ガイドライン」を策定し、4月からこれらをソリューションビジネスに適用していく。

  評価基準は、システム構成品や消耗品に含まれる有害物の有無や、システムを運用する際に環境の負荷がどのくらいかかるか、などを測るもの。同社はこれまでIT化がもたらす環境への貢献として、CO2(二酸化炭素)削減効果などを明らかにしてきたが、今回ソリューション事業に新制度を適用させることで、システムを運用する際に環境の負荷をあらかじめ予測してユーザーに提供できるとしている。

  2001年度は社内カンパニーのNECソリューションズを対象に、環境配慮評価制度を導入、2002年度からその他のカンパニーにも同制度を適用させていく考えだ。

■URL
・ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0103/2104.html
・NEC
http://www.nec.co.jp/
・NECが「PCエコマーク」取得第1号~ノート型など8製品
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/22/doc1130.htm

(塩谷麻樹)
2001/03/22 10:46