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日立、米ノーライト社から光ネット構築を受注~DWDMシステム

  日立製作所(6501)は19日、米ノーライト・テレコミュニケーションズ社から超長距離伝送対応の“DWDM(高密度波長分割多重)システム”を受注した、と発表した。10Gbpsの伝送能力を持つ光通信ネットワークを構築するもので、受注額は約48億円。2001年度第1四半期から順次導入し、今後3年間で米国中西部の7州、40拠点を整備する。

  ノーライト社はシカゴやミネアポリスなどの米国中西部大都市で電話やインターネットサービスを提供している長距離通信事業者。同社が今後の通信インフラ構築について、光伝送の中でも最も高速で安定するといわれるDWDM方式を採用した。

  これを受けて日立は、自社のDWDMシステム「AMN6100」を核とした光ネットワークソリューションを用意。電気的な光変換をしなくても伝送距離を大幅に伸ばす光再生中継を実現する同システムによって受注を果たした。

■URL
・ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0103/0319.html
・NECと日立、光基幹通信システムを共同開発~北米市場へ攻勢
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/12/doc677.htm

(市川徹)
2001/03/19 15:30