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光通信関連事業に照準~アルプス電気が4月に新事業部

  アルプス電気(6770)は、4月1日付でオプトエレクトロニクス事業部を発足させる。光通信関連事業の拡大を目的としたもので、従来の機構部品事業部から独立する形となった。開発と生産の拠点を宮城県角田市にある角田工場内に据え、ガラスレンズやネットワークモジュールの開発に全力を挙げる。

  アルプス電気の光エレクトロニクス事業は、1982年のコンパクトディスク(CD)プレイヤーのピックアップモジュールに組み込むガラスレンズ開発からスタート。1990年には通信用ガラスレンズ生産を開始している。

  今後はこれを新事業部で行う。IT関連インフラとハードウェアの普及で光通信分野でも大きな需要が見込まれるため、デジタルネットワークマーケットへの本格的な参入をめざして独立。これで同社の事業部は7体制となった。

  事業部長は、取締役で高周波事業部長を務める安間洋一氏が兼務。当初の売上高をおよそ10億円に設定している。

■URL
・アルプス電気
http://www.alps.co.jp/
・ニコン、光通信部品やナノテク事業に進出~3カ年経営計画を策定
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/03/07/doc2203.htm
・日立、米国に光通信部品の新会社~拡大市場に先手
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/09/19/doc456.htm

(市川徹)
2001/03/16 15:30