FINANCE Watch
沖電気と松下通信がアイリス認識装置で提携

  沖電気工業(6703)と松下通信工業(6781)は5日、人間のアイリス(虹彩)を使った個人認識装置の開発と販売で提携したと発表した。沖電気のアイリス認識処理技術と松下通信の画像処理技術を組み合わせて瞬時の個人認識を実現。本人かどうかを識別する機会が多い金融業界や、入退室管理システムとして個人認識装置を開発していく。

  アイリスは、人間の瞳の瞳孔を取り巻く筋肉。アイリス認識は、カメラでアイリス画像を取り、そのパターンの濃淡変化をイメージ処理技術によりデジタルコード化し、事前に登録しておいたコードデータと比較することで、本人かどうかを1~2秒で判断できるというもの。両社はまずこの仕組みをもとに2001年4月からアイリス認識装置を製品化し、共同でマーケティング活動を行い、続いて入退室管理システムを製品化して国内外に販売する計画。

  両社は6日から東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2001」の松下電器産業(6752)のブースに参考出展する予定。

■URL
・沖電気工業
http://www.oki.co.jp/
・松下通信工業
http://www.mci.panasonic.co.jp/
・松下電器産業
http://www.matsushita.co.jp/

(塩谷麻樹)
2001/03/05 13:52