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東芝と松下がシンガポールに液晶の大型工場~1,230億円を投資

  東芝(6502)と松下電器産業(6752)は23日、共同出資による液晶ディスプレイの生産会社をシンガポールに設立することで合意したと発表した。ノートパソコンや携帯電話向けに市場の拡大が期待されている「低温ポリシリコン液晶」が対象で、総額1,230億円を投じ、世界最大の生産規模を確保する大型プロジェクトとなる。

  新会社の資本金は約500億円で、東芝が67%、松下が33%を出資する。3月に設立し、2002年7月に生産開始の予定。計画では2003年度中に月産能力5万5,000枚(基板730ミリ×920ミリ)を実現するという。

  新会社の従業員は、当初約750人を予定している。低温ポリシリコン液晶は、軽量化や省エネ性能に優れている。液晶事業ではNEC(6701)とカシオ計算機(6952)も、中小型のカラーTFT分野で全面提携している。

■URL
・東芝
http://www.toshiba.co.jp/
・松下電器産業
http://www.panasonic.co.jp/
・松下と東レ、PDP事業拡大で新会社
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/09/28/doc551.htm
・中小型TFTカラー液晶でトップシェアを~NECとカシオが全面提携
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/24/doc799.htm

(池原照雄)
2001/02/23 17:45