ソニー（6758）とベルギーの半導体研究機関であるIMECは23日、次世代半導体の設計や開発について技術提携することで合意したと発表した。IMECが世界で実施している共同研究開発プログラム“IMEC Industrial Affiliation Program（IIAP）”にソニーが参加し、無線LANなどで使う次世代デバイスの開発を進める。

　 IMECは、ベルギー政府が設立した産学官の研究組織。企業との連携した研究では米国や欧州ですでに幅広い活動を続けており、ソニーとも約10年前からつながりがるという。

　 今回、ソニーとIMECが行うのは無線LANやバイポーラCMOSプロセス技術に関する共同研究開発プログラム。ここ数年で実用化されるといわれる5GHz無線LANデバイスや、今後、相次いで登場するとみられるデジタル家電に組み込む小型半導体などの開発をめざす。

　 研究開発期間は2年の予定。