FINANCE Watch
古河電工、国内外でWDM向け光部品生産を強化

  古河電気工業(5801)は21日、国内外で合わせて102億円を投資してWDM(光波長多重システム)方式の光ファイバー部品の生産体制を強化すると発表した。タイには30億円を投資して新会社「フルカワ・ファイテル・タイランド」を設立するとともに工場建設を計画。一方、千葉事業所内には72億円を投資して新工場を建設する。

  タイでは2001年夏をめどに光源レーザーを中心に生産を開始し、同年末には従業員を現在の300人から500人に増やし事業を強化する。タイ新会社の資本金は約17億円で全額古河電工の出資。社長には古河電工ファイテル製品事業部事業計画検討チーム長の木村隆秀氏が兼務する。

  また千葉事業所内に建設する新工場は延べ面積1万9,000平方メートルの規模を持ち、レーザーチップ研究開発用のパイロットラインを設置するとともに、5,500平方メートルの工場を建設する。同社の主力製品の1480ナノメートルレーザーダイオードモジュールの生産を2001年秋をめどに開始する考え。

■URL
・古河電工
http://www.furukawa.co.jp/
・光源レーザーを5倍に増産~古川電工、WDM向け
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/11/doc1337.htm
・光関連好調で当期益は過去最高の420億円に~古河電工の今期単独
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/07/doc957.htm

(塩谷麻樹)
2001/02/21 17:31