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バーコード応用で診療ミスを防ぐ~オリンパスの新システム

  オリンパス光学工業(7733)の子会社オリンパスシステムズは21日、医療機関向け患者照合システム「ナーシングパス」を3月1日に発売すると発表した。患者が着けるリストバンドと看護婦の名札それぞれにバーコードを付けて、これを読み取ることで誰が、いつ、何をといった医療行為の記録を管理することが可能になる。患者取り違えなどのミスを防ぐ。

  システムは4つ。リストバンド発行、患者ID照合、血液製剤照合、薬剤照合で、導入する機関の希望によって組み合わせて使うことができる。患者と看護婦をバーコードで照合するため、薬剤や血液製剤の投与ミスを事前に防ぐ。

  また、PHSと接続して無線システムに拡大させることも可能。パソコン側のOSはWindows NTか同2000。100万件以上の患者を管理可能にするデータベースにはオラクルを採用。またバーコード読み取り機能付き携帯情報端末には、Palm OSを搭載したSPT1500を採用した。

  価格は450万円から。オリンパス販売から発売する。

■URL
・ニュースリリース
http://www.olympus-systems.co.jp/news/n010221.htm

(市川徹)
2001/02/21 12:21