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富士通、モバイルネット向けの顧客管理システムを拡充

  富士通(6702)はモバイル・インターネット時代に対応したCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)ソリューションの「CRM21」シリーズの販売を開始した。これまで同社はWeb、コールセンターなどのサービスから成る5種類のCRMソリューションを提供してきたが、今回モバイルインターネット、ECなどに対応したシステムを加え、9種類のソリューションに拡充する。

  サービスは「CRM/Mobile Internet」「CRM/E-mail」など。「CRM/Mobile Internet」は、NTTドコモ(9437)と共同でモバイル・インターネットソリューションの開発を手がけたもので、企業向けのモバイル営業支援システムやモバイルECシステムなどが内容。「CRM/E-mail」では、膨大な量のメールを最適なオペレーターに振り分けて、自動的に回答文を作成するなど、スピーディーに大量の情報を処理したいとする企業のニーズに応えていく。

  同社はCRM関連事業で2001年度に1,400億円、2003年度に2,700億円の売り上げを確保したい考え。拡大するCRM市場を背景に、2001年1月からCRMシステム事業部を発足させるなどCRM事業をより強化している。

■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/jp/news/2001/02/19.html
・富士通
http://www.fujitsu.co.jp/
・大中規模向けCRM製品強化~富士通が新たに3製品
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/09/28/doc543.htm

(塩谷麻樹)
2001/02/20 12:38