日本オラクル（4716）と横河電機（6841）は14日、国内E-ビジネスソリューション事業で幅広い提携関係を結ぶことで合意した、と発表した。インダストリアルオートメーション（IA）と呼ばれる製造業分野で生産と経営情報の各システムを統合する新事業に着手するほか、金融、流通、通信、公共などのジャンルでシステム構築から販売、マーケティングに至るまで共同で事業を構築する。2003年度には100億円の売上高を実現させる。

　 両社はまずオラクルの生産管理ソリューションソフト「Process Manufacturing（OPM）」を核にしてIA市場に参入し、当初は製造業界をターゲットにしてビジネスを展開。当初から100人の体制を構築する。

　 また、横河電機100％出資の子会社ワイ・ディー・シー（YDC）のソリューション部門を、オラクルのE-ビジネスソリューション事業に特化した部門に位置付け、日本オラクルとの共同化を進める。

　 さらに今後は日本オラクル、横河電機、YDCの3社がプロジェクトの共同提案を進めていき、サポートチームも共同で設立させる計画だ。