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富士通BSC、2003年度に売上高1.5倍の420億円へ~中経を発表

  富士通ビー・エス・シー(4793、富士通BSC)は13日、アプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)事業に新規参入することを正式に発表するとともに、2003年度(2004年3月期)には売上高が2000年3月期の約1・5倍にあたる420億円に上る中期経営計画明らかにした。このうちASPは30億円、ソリューション事業は35億円をそれぞれ目標に据え、付加価値の高いソフトウェア開発企業を目指すことにしている。

  2001年4月からの中期計画(3カ年)では、まず従来から同社の強みである“通信放送分野”をさらに強化する内容を盛り込んだ。次世代の携帯電話IMT2000やデジタル放送などの新技術を全てカバーし、システム構築事業につなげる。2000年3月期で269億円の同事業売上高を2003年度にはほぼ倍増の年間200億円に乗せる。

  ソリューションビジネスはインターネット関連に絞り込む。Webインテグレーションのコンサルティング、設計、構築、保守などで2003年度に年間35億円のビジネスに育てる。

  さらにASP事業にも新規参入。3カ年の年間売上高は前期比で2ケタ成長を続けたい考え。従来は総売上高の80%近くを占めていたソフトウェア開発を65%程度にまで絞り込み、その分、ソリューションやASPを主軸とするソフトウェアサービスを従来の20%から30%以上にまで引き上げる計画だ。

■URL
・富士通ビー・エス・シー
http://www.bsc.fujitsu.com/
・トータルASP事業開始へ~富士通BSC
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/30/doc1826.htm

(市川徹)
2001/02/13 18:19