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富士通、SAN対応ディスクアレイラインナップを完成~低価格タイプを出荷へ

  富士通(6702)は8日、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)対応のディスクアレイシリーズでローエンド機となる「GR710」を今月28日から出荷すると発表した。最大12台のディスクドライブが接続でき、モジューラ方式によってデータ量の急増にも対応する。これによってGR700シリーズはエンタープライズレベルまでのすべてのラインナップが揃うことになった。

  オープンにシステム系ディスクアレイのGR710は、高さ13センチといった小型筐体でありながら記憶容量は最大で286ギガバイトの能力を持つ。同じものを最大で10台マウントすることで、2.8テラバイトまでの拡張性を持つ。価格は72ギガバイト構成時で183万円から。

  富士通はすでにミッドレンジのGR720、GR730、エンタープライズ機のGR740を発売しており、今回でフルラインナップが完成。今後2年間でGR710だけで2万台の売上高を目指す。

■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/jp/news/2001/02/8.html

(市川徹)
2001/02/08 16:24