富士通（6702）の欧州拠点である富士通ヨーロッパ（英国）は7日、メディアドライブメーカー大手の米アイオメガに対して、欧州における1.3ギガバイトMOドライブのOEM供給契約を結んだと発表した。幅広いメディアドライブ製造を目指すアイオメガと、欧州での拡販を進めたい富士通ヨーロッパとの思惑が一致、欧州のほぼ全域における1.3ギガMOドライブ販売が実現することになる。

　 契約は富士通ヨーロッパと、アイオメガの欧州本社であるIomega Internationalの間で交わされた。富士通の3.5型MOドライブは1992年に発売を開始し、128MBと230MB容量で日本国内で人気を集め、その後も640MB、1.3GBと容量を拡大。ドライブは最大1.3GBディスクに対応しながら、過去の128MBディスクなどとも互換性を保っていることをセールスポイントにしている。

　 今回の契約によって、富士通では3月末までに3.5型MOディスクドライブの世界出荷数は累計で800万台をクリアすると見込んでいる。