市場調査を行うソフトバンク・イーコマースの100％子会社イーシーリサーチは1日、「ECに関するアンケート結果」を発表した。これは、2000年12月13日から2001年1月30日の間に同社のWebサイト上で企業を対象にアンケートを実施したもの。

　 企業のECへの取り組み状況については、「BtoBとBtoCの両方に取り組んでいる」との回答が最も多く全体の32.9％を占めたが、「ECに取り組んではいない」との回答も31.6％に及んだ。

　 また、企業においてECの推進役になっている役職については「社長・経営者」との答えが24.5％で最も多く、次いで「最高情報責任者・IT部門担当役員」が11.6％だった。回答者の業界別データをみると、IT化の進んだ企業からの回答が多いとみられるが、日本企業のマネジメントレベルのECに対する取り組みは意識、実践度ともにまだ低いと分析している。