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Bluetooth事業で推進室設置~計測器のソニー・テクトロニクス

  ソニー・テクトロニクスは、無線LAN規格であるBluetooth事業を本格化させる。2001年2月に同社内に「Bluetooth推進室」を発足させて販売とサポート体制の構築をめざし、Bluetoothを利用した測定器群の開発と強化に乗り出す。

  同社はソニー(6758)と米テクトロニクス社の共同出資によって1965年に設立。米テ社開発の計測器販売や、ソニーとテ社の共同開発、自社開発などの計測器も販売、製造してきた。

  新分野の本格化は、すでに開発しているBluetooth製品も合わせて市場ニーズを積極的に吸い上げて、Bluetoothの新しい製品開発を目指す。これまでの測定ノウハウや関連測定機群と測定環境を提供する「測定サイト貸し出しサービス」を2001年4月からスタートさせ、一般ユーザーへの計測アドバイスなども行っていく。

  同社は、Bluetooth方式の計測器を使うには、これまでのオシロスコープなどの計測器とは大きく異なり、高い専門性が要求されるため開発側からも提案したり、指導していくことが不可欠と判断した。

■URL
・ソニー・テクトロニクス
http://www.sonytek.co.jp/

(市川徹)
2001/01/23 11:50