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日立、新SuperHマイコンを米トライセンド社と共同開発へ

  日立製作所(6501)は、米トライセンド社とコンフィギュラブル・システム・オン・チップ(CSoC)プラットフォームでの「SuperHマイコン」を共同開発することで合意した。トライセンドが開発したCSoCプラットフォームを、日立の32ビットマイコンに導入して開発期間の短縮やコスト削減を図る。2002年には通信やデジタル家電への製品展開を目指す。

  CSoCプラットフォームは、ロジックモジュール、CPU、メモリ、専用システムバスなどをワンチップ化したもの。ユーザーはあらかじめ設定してある論理回路図などを元に短時間でLSI上に論理回路を組むことが可能だ。

  また、トライセンドが用意するCSoC開発ツールの「FastChip」ソフトウェアを使えば、コンピューターのマウス操作で簡単にCSoCへライブラリーと呼ばれるモジュールを組み込むこともできるようになる。

■URL
・ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0101/0122.html
・米トライセンド社
http://www.triscend.com/

(市川徹)
2001/01/23 10:52