FINANCE Watch
IBMと東芝テック、アプティ株を日本ビジネスコンピューターに譲渡

  日本IBMと東芝テック(6588)は、株式の一部を所有しているアプティ(APTi)の株式を日本ビジネスコンピューター(9889、JBCC)に譲渡することで合意した。これまでAPTiの親会社だった日本IBMと東芝テックの株式一部譲渡によって、JBCCがAPTiの株の過半数を持ち、親会社となって4月1日に新スタートする。

  APTiは、日本IBMと東芝テックの共同出資によって1991年に設立。プリンターなどのコンピューター機器開発製造がメインで、JBCCの事業内容と共通点があることから株式譲渡につながった。株の出資構成が変わる4月以降、APTiはJBCCのプリンター関連開発を一手に引き受けるほか、これまでの事業はそのまま引き継いでいく、という。

  資本金は現在と同じ4億2,660万円を予定。初年度売上高は120億円を目標にしている。本社は神奈川県藤沢市から現在のJBCCの横浜事業所(横浜市港北区太尾町)に移転する予定。事業計画、役員構成などは発足時までに決めるという。

■URL
・ニュースリリース
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2001/01192
・アプティ
http://www.apti.co.jp/
・日本ビジネスコンピューター
http://www.jbcc.co.jp/
・東芝テック
http://www.toshibatec.co.jp/

(市川徹)
2001/01/22 11:25