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NTTコム、タイにデータセンター事業の合弁設立

  NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は15日、タイのShin Corporation社とデータセンター事業で合弁会社を設立することで、最終合意に達したと発表した。合弁企業設立によって、近年日本企業の進出が相次ぐ同国での事業を有利にしたい考えだ。

  2月に発足する新会社は、資本金約17億2,000万円で設立する予定。NTTコムとShin社が47.5%ずつのそれぞれ8億2,000万円で、残りの5%分はタイのコングロマリットであるSaha PathanaグループのSPI社が出資する。

  データセンター以外にはIP関連の事業を展開する。またNTTコムはShin社の関連会社であるShineedotcom社へも約5億5,000万円出資し、同社がWeb開発やコンサルティング、E-コマースなどを中心に事業を進めることにしている。

  Shin社は、移動体通信や衛星通信など同国のリーディングカンパニー。データセンター事業とも密接な関係があることから、NTTコムではShin社との合弁設立を判断した。今後はデータセンター事業以外にもASP関連事業を行いたい、としており、マーケティングやサービスメニューを共同で開発していく。

■URL
・ニュースリリース
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2001NEWS/0001/0115.html
・NTTコム、NECなど4社と提携してデータ交換事業進出
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/12/doc1639.htm

(市川徹)
2001/01/15 16:39