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NEC、上海・半導体合弁の能力を5割増強~350億円を投資

  NEC(6701)は11日、中国・上海の半導体合弁会社の生産能力増強を決めたと発表した。この合弁は、1999年2月に稼働開始した「上海華虹NEC電子」で、現在月産2万枚(200ミリウェハ)の能力を2001年12月までに5割増の同3万枚とする。設備投資は2001年度ベースで350億円の計画。

  中国では、携帯電話の急速な普及に伴う携帯向けやICカード用など、国内での半導体需要が成長期に入っており、2002年度には1兆4,000億円規模が見込まれている。NECは華虹NECのほかに、1993年12月から稼働している合弁会社「首鋼日電」も有しており、こちらもウェハ換算で従来の月産8,000枚を、今年3月までに同1万3,000枚に増強する。

  また、1999年にはこれら製造2社を設計、マーケティングの両面からサポートする合弁会社「北京華虹NEC集成電路設計」も設立し、半導体の一貫事業体制を構築している。

■URL
・NEC
http://www.nec.co.jp/
・NEC、ブロードバンド向けなど通信半導体で新会社~2001年10月に分社
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/10/doc1614.htm

(沖野宗一)
2001/01/11 09:54