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海外IT企業の日本進出を総合支援する「イーエントリー」再始動

左から
森正勝アンダーセンC日本代表
岡部正寛イーエントリー社長(12月16日就任)
宮内謙SBEC社長
  経営コンサルティングなどを世界規模で手がけるアンダーセン コンサルティングのベンチャーキャピタル部門であるACベンチャーズと、ソフトバンク(9984)100%出資の電子商取引分野の事業統括会社ソフトバンク・イーコマース(SBEC)は12日、海外IT企業の日本進出を総合的にサーポートする「イーエントリー」を共同出資のかたちで新たにスタートさせると発表した。

  イーエントリーは、「ソフトバンクイーエントリー」として資本金3億円で、SBEC90%、ソフトバンクテクノロジー10%の出資比率で今年4月に設立された。「設立以来、世界中の企業から問い合わせなどが殺到し、本格的なコンサルティングのノウハウが必要だと考えた」(宮内SBEC社長)という。しかし、ソフトバンクはアライアンスやチャネルパートナー選びは得意とするが、コンサルティングの経験はこれまであまりなかったため「アンダーセンのパワーを用いて総合的なサポートを本格化させることになった」(同)。

  新生イーエントリーは、資本金5億9,400万円で、SBECが50.5%、ACベンチャーズが49.5%出資する。設立は12月16日の予定。とくに、モバイル、ブロードバンド、セキュリティーの分野を中心に、海外のIT企業の日本市場進出への支援を目的とした市場調査や戦略策定をはじめとするコンサルティング、人材紹介、日本法人設立、アライアンス、営業支援などを展開していく。

  収益は、コンサルティング料が中心となるが、実務支援によるサービス収入や投資によるキャピタルゲインも想定し、2002年度6億円、2003年度12億円の収入を目指す。将来は、日本からの海外進出支援や、企業の世界的な事業展開の支援も行っていくかまえ。

  アンダーセン コンサルティングは、2001年1月1日より社名を「アクセンチュア」に変更し、単なるコンサルティング企業ではなく、投資やジョイントベンチャー、アライアンスなども手がけ、企業価値を最大化するための総合ネットワークカンパニーとして生まれ変わろうとしている。

  また、ACベンチャーズとソフトバンク・ベンチャーキャピタルは、米国でビジネスインキュベーター「ゲームチェンジ」を協力して行っており、両者の協力案件としては今回が第2弾となる。

■URL
・イーエントリー
http://www.eentry.co.jp/
・ソフトバンクイーエントリー(旧)
http://www.sbeentry.com/
・ソフトバンク・イーコマース
http://www.softbankec.co.jp/
・ソフトバンクグループ2社が合弁で海外企業向けインキュベーション会社設立(INTERNET Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0323/sbc.htm
・米国にインキュベーター設立~ソフトバンクがアンダーセンと合弁
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/05/doc624.htm

(別井貴志)
2000/12/12 18:56