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クックパッド、生鮮宅配ボックスを100戸以上のマンションに無償提供

クックパッドは、生鮮食品EC「クックパッドマート」の商品受け取り場所である生鮮宅配ボックス「マートステーション」を、総戸数100戸以上のマンションへ無償提供する。新型コロナウイルスの感染症防止のため、混雑を避けて買物をしたいというニーズに応えるもの。対象地域は東京23区や、神奈川県、埼玉県の一部など。

マートステーションは、冷蔵庫型の宅配ボックス。クックパッドマートから、事前にアプリで注文した生鮮食品を、マンション共用部や小売店舗などに設置された生鮮宅配ボックスで受け取れる。1品からでも送料無料で購入でき、午前8時までに注文すれば、当日の夕方以降に商品を受け取り可能。

今回は、家庭用冷蔵庫と同等サイズの冷蔵庫型宅配ボックスをマンション共用部などに、総戸数に応じて2台から設置。工事などは不要で、電源タップのある屋内なら対応可能。

集合住宅の開発・管理をしている企業や居住者、管理組合からの申込みを受付ており、導入までは最短2週間としている

利用方法は、居住者専用のセキュリティコードを発行し、居住者のみが利用できる状態の設定のほか、QRコードで開錠ができ、利用者以外が商品に触れることなく運用できる。

設置条件はマンションの戸数によって異なる。100戸以上200戸未満のマンションでは、エントランスや駐車場・駐輪場などに設置し、近隣利用者への「宅配サービス拠点」としてオープンな場所への設置を前提として無償導入する。200戸以上のマンションでは、居住者専用となる。

なお、宅配サービスは、マートステーションまで配送された商品を、宅配業者が購入者の自宅まで届けるサービスで、別途送料が必要。

設置対象地域は下記の通り。

【マートステーション対象地域】

  • 東京都:23区・三鷹市・狛江市・武蔵野市・調布市・西東京市・小金井市・府中市・町田市
  • 神奈川県:川崎市・横浜市・大和市・座間市
  • 埼玉県:和光市・朝霞市・新座市

同社では、集合住宅向けサービス導入のためのオンライン説明会も今週末より開始する。