スマートフォンには興味あるけれど

 今年の冬商戦は、当然のことながら、スマートフォンへの注目度が高い。ここ1〜2年、街中や電車の中など、いろいろな場所でスマートフォンを使う人を見かけることが着実に増えてきた。指先で画面に触れながら、軽やかに使っている姿は、いかにも快適に使いこなしているように見えてしまう。友だちや同僚、家族などのスマートフォンを触らせてもらったり、店頭のデモ機を触りながら、自分のケータイをどうするかを悩んでいる人も多いはずだ。

docomo with series AQUOS PHONE slider SH-02D

 しかし、スマートフォンのメリットやカッコ良さは認めつつ、その一方で、ケータイの使いやすさやわかりやすさを失うことに抵抗感があったり、スマートフォンに乗り換えたものの、思うように使えていない人たちの様子を見て、スマートフォンへの移行を踏みとどまっている人も少なくない。つまり、スマートフォンに興味はあるけど、今ひとつ一歩が踏み出せないでいるわけだ。すでに、スマートフォンを使っている人にしてみれば、「そんなの、全然、大丈夫だよ」と言ってしまいそうだが、人によって、ケータイやスマートフォン、パソコンをはじめとしたデジタル機器に対する経験値は差があるうえ、考え方も少しずつ違う。特に、ケータイやスマートフォンは他の機器と違い、ライフラインに直結するため、もっと慎重に考えたいという人もいるだろう。モバイルのスタイルが十人十色、千差万別であると言われるように、やはり、ケータイやスマートフォンの捉え方、考え方は、本当に人それぞれなのだ。

 とは言うものの、全体的な業界の流れとして、スマートフォンへ移行しつつあるというのは明白な事実であり、スマートフォンへの移行を踏みとどまっている人たちが「これなら、大丈夫かな?」と考えられるようなモデルが期待されるところだが、そんなニーズにしっかり応えてくれるのがNTTドコモから発売されたシャープ製スマートフォン「docomo with series AQUOS PHONE slider SH-02D」だ。

 シャープは国内のケータイ市場において、初のカメラ付きケータイをはじめ、メガピクセルカメラ搭載、ワンセグ搭載、サイクロイド機構、フルキーボード搭載iモード端末、フルタッチiモード端末など、さまざまなニーズに応えるラインアップを開発し、それぞれのモデルで追求された使いやすさがユーザーの支持を広く集めてきたことでも知られる。そのこだわりはスマートフォンにも着実に受け継がれており、現在、世界でもっとも多くのスマートフォンに採用されているAndroidのプラットフォームにもいち早く着手し、このわずか1年半ほどの間に、国内メーカーとしてはもっとも数多くのモデルを国内市場に送り出している。つまり、AQUOS PHONEはケータイの良さを知り尽くしたシャープならではのノウハウが活かされたスマートフォンというわけだ。

「篠崎ゆき」のスマホ事情

いま、私はケータイとスマートフォンの2台持ちなんです。ケータイのほうが買い替え時期なので、この際スマートフォン1台にしちゃおうか、それとも引き続き別々に持とうか悩んでいます。

それというのも、いまスマートフォンを使っているんですけれど、イマイチ使いこなせていないんです。あのフリック操作とか、いままでにないスタイルに憧れて買ったスマートフォンなのに、、、。

せっかくスマートフォンを手に入れても、できないことがあると何のために新しいモノを買うのか、意味がわからないんです。ケータイとスマートフォンは別モノと説明されても、普段使っている機能は、引き続き使いたいんですよ、女のコって欲張りだから(笑)。

テンキーを搭載したスライド式ボディ

SH-02Dは、スライド式ボディにテンキーが備えられている

 この冬、NTTドコモ向けのシャープ製スマートフォンとしては、2機種目となる「SH-02D」だが、ボディや基本仕様から順にチェックしてみよう。

 まず、ボディはテンキーを搭載したスライド式を採用し、スマートフォンとしてはコンパクトな57mm幅に収めている。スマートフォンはディスプレイのサイズが操作性に影響するため、SH-01Dをはじめ、4インチ台の大画面ディスプレイを搭載する機種が増えてきているが、その半面、人によっては手の大きさや指の長さなどで、ちょっと大きく感じられてしまうこともある。しかし、この57mmというボディ幅は、折りたたみや二軸回転式、スライド式などのケータイとフルタッチの大画面スマートフォンの中間的なサイズで、女性にも十分に持ちやすいサイズとなっている。

テンキーの配列はケータイに準じており、通話キーと終話キーもレイアウトされている

テンキー部分にはキーバックライトも搭載されており、暗いところでもキー入力がしやすい

 そして、ボディで特徴的なのは、何と言ってもスマートフォンでありながら、ケータイと同じ感覚で使えるテンキーを搭載しているという点だ。一般的にスマートフォンというと、タッチパネル対応のディスプレイを装備した板状(スレート状)のボディばかりを思い浮かべてしまうが、本来、スマートフォンはオープンなプラットフォームを採用し、ユーザーがアプリで自由にカスタマイズできることなどを特長としているだけで、必ずしも形状が定義されているわけではない。シャープとしてはもっと自由な発想でスマートフォンのボディ形状を検討し、ケータイと同じようなテンキーを備えたボディのスマートフォンが開発されたわけだ。すでに、他事業者向けには数モデルが登場しているが、NTTドコモ向けとしては、今回のSH-02Dが第1弾ということになる。

 スライド式ボディにテンキーが備えられたことにより、ケータイとしてもスマートフォンとしても非常に欲張りな使い方が可能となっている。まず、改めて説明するまでもないが、文字入力の操作については、テンキーの方がケータイで使い慣れており、はじめてスマートフォンを使うユーザーにとっては、テンキーの方が操作しやすい。もちろん、タッチ操作での文字入力にもフリック入力などの早く入力できる手段があるが、これは習熟が必要なものであり、はじめてスマートフォンを使うユーザーには適していない。スマートフォンに移行すると、途端にメールの返信が遅くなったり、短くなったりする人もいるが、SH-02Dであれば、ケータイのときと同じように、テンキーで入力できるため、アクティビティ低下の心配もないわけだ。たとえば、ネイルアートをしているような女性の指でも横長のキーを採用しているため、キーが押しやすく、片手で持って操作することもできる。しかもスライド式ボディを開いた状態でもタッチパネルは有効になっているため、絵文字のように、画面に一覧表示されているものは直接、画面をタッチして、入力するという合わせ技も使える。

 SH-02Dのテンキーは、写真を見てもわかるように、配列がケータイに準じており、通話キーと終話キーもマルチガイドボタン(方向キー)の左右にレイアウトされている。文字入力時のキー割り当ても[*]キーで大文字/小文字変換、濁点/半濁点の追加、[#]キーで句読点など、ケータイの使い方を継承しており、ケータイから移行したばかりのユーザーでもストレスなく、使うことができる。

ソフトキー、マルチガイドキーにアプリや機能を割り当てて、すぐに起動することもできる

 さらに、テンキーを活かした機能として、ホームアプリをSHホームに設定したとき、左右上のソフトキー、マルチガイドキーの左方向、右方向、下方向など、最大10カ所に特定のアプリの起動を割り当てることができる。出荷時設定では左右上のソフトキーはspモードメールとブラウザが割り当てられているが、右上のソフトキーの長押しでNTTドコモが11月からサービス提供を開始した「dメニュー」を起動したり、マルチガイドキーの長押しでTwitterやFacebookのアプリを起動するといった設定ができる。頻繁に使うアプリはアプリケーション一覧から選ばなくてもすぐに使えるわけだ。

 また、スライド式ボディが掛かってきた電話にも応答しやすいというのも見逃せないポイントだ。フルタッチのスマートフォンは電話が掛かってくると、画面に表示されたアイコンをタップしたり、ドラッグすることで、応答できるが、タッチパネルの感度が今ひとつだったり、指先が乾いていて、うまく操作できないといったことが起きる。しかし、SH-02Dでは設定を切り替えることにより、スライド式ボディを開いて応答、閉じて終話という使い方ができる。タッチパネルがちょっと苦手な人でも大切な電話も逃すことなく、使えるわけだ。

「篠崎ゆき」が見たSH-02Dのボディ

このサイズなら、私はありだと思う。女のコは、常にケータイを手にしていて誰かとつながっていたいんだけど、一般的なスマートフォンはちょっと大きい。たとえばレストランとかで、ちょっと席を外すときとかも、いつも持っていたいんです。なので、サイズはとても重要なんです。

SH-02Dの見た目の第一印象は、「へぇ~」って感じです。閉じた状態はスマートフォンだけど、開けるとこれまでのケータイ。テンキーが付いているのは重要ですよね。せっかく高いお金を出して買うものだから長く使いたいんですけど、タッチ操作の機種は爪などで傷をつけてしまわないか心配なんです。その点、これなら安心。爪はすぐに付け替えられますが、傷がついたスマートフォンは元に戻せないですからねぇ。

それと、これまで10年以上もかけて訓練してきたケータイの文字入力のワザが、引き続き使えますよね(笑)。といっても、スマートフォンの操作もOK。いま使っているスマートフォンは、どうも操作が慣れなくて、文字入力がしにくいんです。おかげでメールの文章が短くなったり、メールのやり取りの頻度が減っちゃってる。私もスマートフォンから送られてくる女子のメールを見ていて思うんですが、メールってその人の文体が出ますよね。でもスマートフォンだと、それが削がれちゃって素っ気なくなっちゃう。絵文字とか、デコメとかも使わなくなって用件だけしか送ってこない人もいるし。私が心配なのは、一気にスマートフォンに移ったら、自分もそういう素っ気ないメールを送る人になっちゃうのかな、ってこと。でも、SH-02Dなら、自分で好きなスタイルを選べるので、安心ですね。

スマートフォンを使い始めたら、電話で連絡が取りにくくなった友だちがいるんです。「なんで?」って聞いてみたら、タッチ操作がうまくいかなくて電話に出られないことがあるとか。それってありえないですよね。でも、これなら本体を開けて受話、閉じて終話ができるのでスマートに電話ができますね。

スマートフォンらしい快適な使いやすさを追求

ディスプレイ下部には、[MENU]キー、[ホーム]キー、[戻る]キーがセンサーキーで装備されている

 テンキーが搭載されていることで、ケータイのときのような感覚で操作できるのはビギナーにとってもうれしいが、SH-02Dのスマートフォンとしての操作感や機能も気になるところだ。

 ディスプレイにはQHD(540×960ドット)表示が可能な3.7インチのNewモバイルASV液晶を搭載し、ディスプレイの下にはAndroid 搭載スマートフォンに欠かせない[MENU]キー、[ホーム]キー、[戻る]キーがいずれもセンサーキーで装備されている。タッチパネルのレスポンスは非常に良好で、ブラウザやマップ、ソーシャルサービスのタイムラインなどもサクサクとストレスなく、閲覧することができる。ディスプレイの視認性も良く、映像コンテンツからメールなどの文字まで、クリアに表示することが可能だ。

 文字入力については、前述の通り、基本的にはテンキーを使うが、スライド式ボディを閉じた状態では他のスマートフォンと同じように、画面にタッチしながら入力することもできる。一般的なテンキー、パソコンとほぼ同じ配列のQWERTYキーという2種類のソフトウェアキーボードに加え、指先で文字や数字、記号を書いて入力する手書き入力にも対応しており、読みのわからない漢字や記号を入力するときなどに役立つ。

「エコ技」機能を搭載し、利用スタイルとシチュエーションに合わせてモードを切り替えることができる

 ところで、スマートフォンに乗り換えた人たちに話を聞いてみると、もうひとつ気になるポイントとして挙げられるのが連続使用時間、つまり、電池の持ちだ。SH-02Dには1370mAhの電池パックが装備されており、カタログスペックでは連続待受時間が560時間、連続通話時間が310分と、ケータイと比べても遜色のない連続使用を可能にしているが、スマートフォンは待機中でも自動的に通信をするなど、どうしても電池の消費が増える傾向にある。そこで、シャープでは新たに独自の「エコ技」機能を搭載し、液晶ディスプレイのバックライトやアプリの動作などをコントロールすることにより、きめ細かく電力消費を抑えることを可能にしている。こうした省エネの設定はユーザーが細かく設定をする必要がありそうだが、「エコ技」機能ではあらかじめ3つのモードを用意しており、利用スタイルとシチュエーションに応じて、これらを選ぶだけで、省電力を可能にしている。普段は「通常モード」で使っておき、1日中、外出したり、旅行に出かけるときなどは「技ありモード」に設定し、電池残量が少なくなったときは「お助けモード」で極力、電力消費を抑えるという使い方にする。ちなみに、電池残量に応じて、動作モードを切り替えたり、自分のライフサイクルに合わせ、時間帯によって切り替えるといったこともできる。

SH-02Dは、「おくだけ充電」に対応しており、端末を置くだけで手軽に充電できる

 そして、SH-02Dでは「エコ技」機能に加え、「おくだけ充電」に対応しており、同梱のワイヤレスチャージャーに載せるだけで、簡単に充電することができる。おくだけ充電はワイヤレス充電の規格である「WPC」に対応したもので、NTTドコモのシャープ製スマートフォンでは2011年夏モデルの「AQUOS PHONE f SH-13C」に続く、対応ということになる。現在、販売されている多くのスマートフォンは、充電に際し、microUSBタイプの外部接続端子のキャップを開け、ACアダプタやmicroUSB充電ケーブルを挿さなければならないが、おくだけ充電ではそういった手間もなく、まさに端末を置くだけで、手軽に充電できるわけだ。置くときの端末の向きなども気にする必要がない。ちなみに、おくだけ充電は同梱のワイヤレスチャージャーだけでなく、ファストフードなどにも充電スポットが、順次整備されていく見込みで、今後、利用できる場所が一気に拡大することが期待される。

 また、ケータイから受け継いだAQUOS PHONE共通の使いやすさもはじめてスマートフォンを使うユーザーにはうれしい。たとえば、本体側面の音量DOWNキーを長押しすれば、マナーモードに切り替えることができ(docomo Palette UI設定時はロック画面表示中のみ)、本体にメッセージを録音できる伝言メモを連動させることができる。電話帳もケータイでおなじみの五十音検索をはじめ、自分で設定したグループ分けなどが利用できる。ステータスバーを下方向にドラッグして表示されるステータスパネルには、不在着信やメール着信などの通知が表示されるほか、Wi-FiやBluetooth、GPS、3Gなどの機能をワンタッチでON/OFFすることが可能だ。ちなみに、不在着信やメール着信については、ロック画面にも表示されるうえ、ロック画面からすぐに各機能を起動し、すぐにメールの内容などを確認できるようにしている。少し変わったところでは、電源を切るときや電波OFFモードにするとき、電源ボタンを長押しするが、AQUOS PHONEでは表示されたメニューに「再起動」という項目が用意されており、アプリの動作などがおかしくなったときに電源を切らずに、再起動させることが可能だ。

ロック画面に、「SPモードメール」、「不在着信」、「伝言メモ」の件数が表示され、それぞれのアイコンを上にスライドしてロック解除することで、すぐに各機能を起動して内容を確認できる

電源ボタンを長押ししたときの表示メニューに「再起動」という項目が用意されている

SH-02Dは、ホームアプリが2つ用意されている。画面は、「docomo Palette UI」のホーム画面

こちらの画面は、「SHオリジナルホーム」のホーム画面

人の気持ちをわかっているシャープらしい心配り

手書き入力で漢字が調べられるのってタッチ操作の機種ならではですね。人の名前とか、漢字がわからないときに調べられるのは、すごくいい。あとメールに絵文字を入れるときなど、一覧表示されたものの中からダイレクトに選べるのは便利です。これはケータイとスマートフォンのいいとこ取りって感じかな。

いま持っているスマートフォンは、とにかく電池が持たないんです。フル充電にして出かけても、帰りが遅くなるとダメ。夜のうちに充電をしておけば良いんですけれど、うっかり忘れちゃったりすることもありますよね。充電をし忘れちゃったときは、持って出かけても使えないのでケータイで済ませちゃえってことになっているんです。

こまめに節電すれば良いんですけれど、ディスプレイ、GPS、Wi-Fiなどの設定がバラバラだと、いちいちやるのが面倒くさくなっちゃうんです。その点、SH-02Dは、一括設定できるエコ技があって良いですね。あと、「お助けモード」は、本当に便利。こういう使う人の気持ちをわかってくれているところがシャープらしい心配りですよね。

充電するときに、電池キャップの開け閉めをするのはとても面倒なんです。ちゃんと閉めておかないと防水機能がムダになっちゃうし。おくだけ充電は、本当に便利ですね。

カメラやワンセグなどのハードウェアも充実

800万画素CMOSセンサーのカメラを搭載

 快適な使いやすさを追求したSH-02Dは、カメラをはじめとしたハードウェアのスペックも充実している。

 カメラは800万画素CMOSセンサーによるカメラを背面に搭載する。ケータイでは本体のテンキーやサイドキーを押して撮影するスタイルが一般的だったが、SH-02Dでは撮りたい被写体をタッチして、撮影するスタイルを採用する。これに加え、スライド式ボディを開けば、[1]ボタンで各種設定を表示することができ、[2]〜[5]ボタンで主な設定をワンタッチで切り替えられるようにしている。

 撮影機能としては、チェイスフォーカスやコンティニュアスAFに加え、人物の顔にピントを合わせる「顔検出」、犬や猫の顔を認識する「ペット検出」などの機能も備える。意外に面白いのがスマートフォンのアプリでも人気が高いエフェクト撮影で、街をミニチュアのように撮影できる「ミニチュアライズカメラ」、大きく歪んだ不思議な写真が撮れる「魚眼カメラ」が利用できる。ハイビジョン動画の撮影にも対応する。

 撮影した画像はmixiやFacebookなどに簡単に投稿できるが、家庭内の無線LANアクセスポイントに接続することにより、同じネットワーク内にあるシャープの液晶テレビ「AQUOS」の大画面で再生できる「スマートファミリンク」にも対応する。

SH-02Dは防水にも対応している

 スマートファミリンクではAQUOS PHONEの画面をフリックして表示する「スマートジャンプ」に加え、AQUOSブルーレイで録画した番組を転送したり、AQUOS PHONEで撮影した動画をAQUOSブルーレイに保存するといった使い方もできる。ちなみに、Wi-Fi(無線LAN)については、IEEE802.11b/g/nに対応しており、WPSによる簡易登録、ドコモ公衆無線LANサービスへの自動ログインなどの機能も搭載されており、初心者でも簡単に使えるように仕上げられている。さらに、Wi-Fiテザリングにも対応しており、パソコンやWi-Fi対応タブレット端末などと組み合わせて、快適に使うことができる。

 また、ケータイから移行するうえで、欠かすことができない「ワンセグ」「おサイフケータイ」「赤外線通信」という三種の神器に加え、IPX5/IPX7の防水にも対応しており、今までのケータイと比べて、同等以上の環境で利用できるスペックが揃っている。

ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、防水はついていて当たり前

これまでもシャープのケータイは、カメラ機能が充実しているのが魅力でした。スマートフォンでも、ちゃんと継承されているのがポイント高いですね。しかもスマートフォンは画面が大きいから、各種メニューで何ができるかをビジュアルでわかりやすく見せてくれるのも良い。たとえば、『ミニチュアライズカメラ』や『魚眼カメラ』は、どんな写真が撮れるのか、雰囲気も伝わってくる。こういうところは文字で説明されるよりも直感的にわかりますからね。

いまスマートフォンを買うなら、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、防水でない機種はありえない。ついていて当たり前。なぜ、みんなが使っている機能が省かれちゃうんでしょうね。たとえば赤外線通信がないと、紙に書いて連絡先を伝えなきゃいけなくなるんだけれど、あれは絶対に嫌なんです。どうせ連絡先を書いた紙を平気でゴミ箱とかに捨てちゃうから。女のコは、そういう細かいことがとても気になるんです。なので、いままで通りに使えることが大事ですね。

SH-02Dは、いよいよ私が買うべき機種が出てきたかな、っていうのが正直な印象です。これなら、いままで不満に思っていたことが概ね解消されていますので。いきなりスマートフォンに乗り換えるのは心配な女子でも、この機種なら安心して選べる。これなら買いですね。

ケータイの使いやすさをスマートフォンに活かした「AQUOS PHONE slider SH-02D」は買い!

 スマートフォンの新モデルが次々と発売され、自分たちの周囲でもスマートフォンを使う人が増えている。ただ、スマートフォンの可能性には期待しているものの、自らが手を出すのはまだちょっと……と考えている人も少なくないだろう。NTTドコモから発売されたSH-02Dは、まさに、そんなユーザーの声に応えるモデルだ。ケータイとしての使いやすさや快適さをしっかりと受け継ぎながら、スマートフォンとしてのポテンシャルも十分に引き出されており、両方のメリットをバランス良く融合したスマートフォンとして仕上げられている。ケータイからスマートフォンへの移行を検討しているユーザーには、ぜひとも試して欲しい期待のモデルと言えるだろう。

 

 

法林岳之
1963年神奈川県出身。携帯電話をはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるWindows 7」をはじめ、「できるポケット SoftBank AQUOS PHONE 006SH スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150」(2011年6月30日発売)、「できるポケット docomo AQUOS PHONE SH-12C スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150」(2011年6月16日発売)などのスマートフォン関連も数多く執筆。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。

 

■関連情報
□docomo with series AQUOS PHONE slider SH-02D 製品情報(NTTドコモ)
 http://www.nttdocomo.co.jp/product/with/sh02d/
□docomo with series AQUOS PHONE slider SH-02D 製品情報(シャープ)
 http://www.sharp.co.jp/products/sh02d/
□シャープ 携帯電話 NTTドコモラインアップ http://k-tai.sharp.co.jp/lineup/docomo/

■関連記事
□スライド型のテンキー搭載スマホ「AQUOS PHONE slider SH-02D」
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20111018_484479.html

 

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