さて、ここでは101SHを実際に女性の視点で見てみた感想をお届けしよう。
お話を聞いたのは、「法林岳之のケータイしようぜ!!」に出演中の篠崎ゆきさん。彼女は、現在フィーチャーフォンとスマートフォンを併用し、基本的な連絡は前者、Webページの閲覧などは後者で行なっているそうだ。
「女子は、いつもケータイを手に持っていたいんです。誰かと、すぐに連絡を取り合いたいのでカフェなんかでも、テーブルの上に置いておく。バッグの中にしまいっぱなしだと、“返信が遅いじゃん”とか言われるので。だから、手の中にすっぽり収まるサイズが大事ですね。たとえばテレビを見ているときにリモコンを常にそばに置いておきたい、そんなイメージかなぁ。その点、『101SH』は丸っこいデザインで持ちやすい。見た目もそうですけど、持っている感覚がフィーチャーフォンそのものですね。
スマートフォンを使い始めて1年くらいなんですけれど、やっぱりフィーチャーフォンの感じが恋しいんです。あと、2台あるとどうしてもどちらかが優先されちゃう。私の場合、結局フィーチャーフォンなんですよ。だから、ケータイとスマートフォンが合体した“スマケー”は、どんな感じかなって気になっています。」
男性諸兄は、“ネイルアートやつけ爪をしている女性は、ボタンがあるフィーチャーフォンよりもスマートフォンのほうが良いのでは?”と思われているのではないか。しかし、篠崎さんによると、女子の心情はその逆で、スマートフォンを使うときに、とても神経を使っているという。
「せっかく新しく買った機種なので画面に傷を付けたくないんです。強化ガラスを使っているからとか言われても、2年以上は使うものなので、すごく神経を使うんです。だから、タッチやフリックするときにヘンな触り方になっちゃうんですよねぇ。その点、キーボードがついていると安心。そういう意味でも、スマケーは良いですね」
また女性は、スマートフォンを、個性を演出するアイテムのひとつとしても考えているのはご存知のとおり。最近は、こんなことも起こっているようだ。
「私は、ストラップ、ラインストーン、モノグラムのシールなど、ありとあらゆるカスタマイズをやってきましたが、もう飽きちゃったんです。だから、いまはストラップも付けずに本体だけで持ち歩くんです。ラインストーンやシールのときにはカスタマイズのことを聞かれるんですけれど、素で持っていると“それって、どこのケータイ?”って聞かれるんです。それが嬉しくて。で、この『101SH』だと、素で持っていても、ちょっと違うので個性が出せるかもしれませんね」
『101SH』は女性の手にもすっぽり収まるコンパクトボディで、3.4インチというフィーチャーフォンと同等サイズのディスプレイに、カメラも800万画素CMOSセンサーを搭載しているのだ。
「見た目は、本当にフィーチャーフォン。このサイズのディスプレイだと、ちゃんと指が届いて良いですね。画面が大きいと、写真が拡大表示されて嬉しいんですけれど、操作しにくいときもある。でも『101SH』のサイズなら問題ありません」
フィーチャーフォンでは当たり前になっていた防水機能も『101SH』は、しっかり対応している。まず、篠崎さんは、防水機能は必須、と力説する。
「お風呂の中で使えることはもちろんなんですけれど、カフェなんかでも防水機能付きじゃないと心配なんです。というのも、冷たい飲み物は、コースターがないと水滴がたれてきて、知らぬ間にケータイが濡れちゃうことがある。そもそも、水のそばにケータイを置くのって心配なんですよ、こぼされたりすることがあるので。とくに飲み会なんかで机の上に置いておくと、盛り上がった時に食べ物や飲み物をこぼしたり、こぼされちゃったりすることがありますよね。だから、絶対に防水機能つきじゃなきゃ嫌なんです。
あと、メイクがケータイについちゃったときとか、人に写メを見せたりして渡すときには、本体を拭くんです。これも防水じゃないとダメ。濡れたおしぼりなんかで洗ってきれいにできますからね」
次に聞いてみたのは、ワンセグを見る場面。
「とくに震災のときには、重宝しました。あとはスポーツ中継とかかなぁ。やっぱりテレビの話題もチェックしておきたいので。今年は、なんか大きなニュースが多いですよね。そういうときには、ワンセグでテレビを見ちゃいますね」
さらに、おサイフケータイの便利さを改めて聞いて見ると、、、。
「小銭ですね、混雑しているときのコンビニとかで小銭を探していると、後ろの人に迷惑をかけているようなプレッシャーがかかるじゃないですか。そういうとき、ケータイはいつもすぐ出せるようにしているので、ピッて会計できます。逆に、おサイフケータイがあると、お財布をバッグの奥に閉まっておけるんです。ラッシュアワーの電車とかだと、なんか心配じゃないですか。お財布が人目に触れちゃうと、不特定多数の人が出入りするステージの控え室などでバッグを置いておくのが心配です。誰かに見てもらっていても心理的に不安。なので、おサイフケータイは便利ですよね」
近い将来、JR系の電子マネーが全国的に使えるようになる。こうした状況を考えても、そろそろおサイフケータイつきを買っておくのが正解といえそうだ。
このほか赤外線通信も欠かせない、と篠崎さんは強調する。その訳は?
「アドレス帳の交換は、絶対に赤外線通信です。紙に書いて渡すと、バッグやポケットの中にしまわれてくちゃくちゃにされるし、ポイってゴミにされたときに連絡先が他人に知られちゃうことがある。そういうことを防ぐためにも、電子的に処理できる赤外線通信が良いんです。あと、メモで渡すと、_(アンダーバー)や.(ピリオド)がちゃんと伝わらず、メールが届かなかったり、「メアドをもう1回教えて」と電話が来ちゃう。こういうことを防ぐためにも、赤外線通信は欠かせないんですよ」
最後に防水、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信といった機能の有無がいかに大切かを改めて聞いた。
「やはり新しく買うものなので、いままで使えていたものが使えなくなることはありえませんよね。なんで新しいものを買うのに劣ったものをを買わなきゃいけないんだろう。だから防水、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信は、備わっていないことが不思議。だって買い換える意味ありませんよね。2年以上使うものなんだから、いままでの使っていた機種にプラスアルファがなきゃつまらないですよねぇ~」
「私の中でのシャープのケータイのイメージは、かゆいところに手が届くって感じ。シャープのケータイは、使っている人の声に耳をかたむけて着実にブラッシュアップしてくれるので、他社の機種を使うと“シャープだったらちゃんとしてくれているのに!”っていうことがたくさんある。たとえばスマートフォンになってからって電池の減りが激しいですよね。そういうことを考えて、『エコ技』というのがある。あと、プリインの5種類のフォントの他にダウンロードして好みのフォントを選べたり、メールの絵文字切替や、ページ移動など、本当に細かいところで使いやすさが工夫されている。『101SH』は、きっと使っていてなるほど、という配慮がいろいろとあるんだと思います」
コンパクトボディでテンキーを搭載、フィーチャーフォンからの乗り換えを考えている人でも安心に選べるうえ、“シャープだから、他のスマートフォンとは違う気配りがあるね”という発見もある『101SH』。スマートフォンをご検討の際は、ぜひ手にとって他との違いを確認してみていただきたい。読者の方も、シャープならではの気配りを見つけられるだろう。