-法林岳之執筆- ケータイ感覚で メールも気持ち良くツカエル かわいい防水コンパクトスマケーこの一年、スマートフォンへの注目が集まり、周囲でもケータイから移行する人が増えてきているが、スマートフォンに興味があるものの、慣れ親しんだケータイの使いやすさを手放せないと考える人も多い。そんな人たちの声に応えてくれるのがソフトバンクから発売されたシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 101SH」だ。一見、ケータイと見間違えるようなスライド式のコンパクトなボディを採用しながら、プラットフォームにAndroid 2.3を搭載したスマートフォンとして作られた『スマケー第二弾』だ。ひと足お先に実機を触ることができたので、Impress Watch VideoのMCでもおなじみの篠崎ゆきちゃんの女性ならではのリアルなコメントも交えながら、101SHならではの機能と使い勝手をチェックしてみよう。AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH

本当にスマートフォンにしちゃって大丈夫?

 わずか一年ほどの間に、国内の携帯電話市場は確実にトレンドがスマートフォンにシフトし、ケータイからスマートフォンに移行する人が増えてきている。当初はある程度、知識を持つハイエンドのユーザーがスマートフォンに移行したり、ケータイとの2台持ちといった使い方をしていたが、ここに来て、より幅広い層のユーザーがスマートフォンに興味を持ち始めている。なかでも昨年来、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信といった日本のケータイに必須とされる機能を搭載したスマートフォンが相次いで発売され、今夏からは豊富なラインアップが展開され始めたこともあり、今まで以上に注目度が高まっている。筆者だけでなく、おそらく本誌読者のみなさんの多くも周囲から「そろそろスマートフォンにしたいんだけど……」「どれがおすすめ?」「本当にスマートフォンにしちゃって大丈夫?」といった相談を受けているのではないだろうか。

 改めて説明するまでもないが、スマートフォンはケータイと違い、自由にアプリで機能を追加したり、インターネットで提供されるさまざまなサービスとの連携に優れている。そして、ほとんどの機種がタッチパネルによるオペレーションを採用しており、街中でもケータイとは明らかに違ったスタイルでスマートフォンを操作している姿が目につく。タッチパネルによる操作は、画面に表示されたアイコンなどを直接、タッチするという直感的なユーザーインターフェイスが魅力で、地図やブラウザ、ソーシャルサービスのタイムラインを眺めているときなどの軽快な操作感は、今までのケータイではなかなか味わえないものだ。

 しかし、その一方で、スマートフォンにとって苦手、もしくはユーザー自身がある程度、慣れていかなければならないものもある。そのひとつが文字入力だ。スマートフォンは前述のように、タッチパネルに触れて操作をするため、文字入力も基本的には画面に表示されたソフトウェアキーボードにタッチしながら操作することになる。一見、簡単そうに見えるタッチパネルでの文字入力だが、今までボディに装備されたテンキーを押してきたユーザーにとっては、なかなか慣れないもので、スマートフォンに移行した途端、今ひとつメールのレスポンスが悪くなったり、メールの内容がシンプルになってしまったという人も少なくない。もちろん、これはメールに限ったことではなく、ブログやTwitter、ソーシャルメディアへの投稿が億劫になってしまったという声も耳にする。

AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 101SH

6月に発売された「スマケー」第1弾、AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 007SH

 そんなユーザーの気持ちをくみ、スマートフォンでケータイライクな使い方を可能にしたのが今回発表されたシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 101SH」だ。その外見からもわかるように、見た目はごく一般的なスライド式デザインのケータイで、ボディにはテンキーが備えられているが、プラットフォームはAndroid 2.3を搭載しており、その名の通り、ケータイとスマートフォンの個性を合わせ持つハイブリッドなモデルというわけだ。

 こうしたケータイライクなスマートフォンをソフトバンクでは「スマケー」と名付け、2011年夏モデルで第一弾として、スウィーベルスタイルを採用した「AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 007SH」を発売し、各方面で話題になったが、今回の101SHはそのバリエーションであり、スマケー第二弾ということになる。スウィーベルスタイルは折りたたみデザインの端末として使いながら、ディスプレイを反転して、コンパクトデジタルカメラ的にも活用できるなど、ケータイの王道的なデザインとして定着しているが、スライド式は端末を使うときに開閉操作が必要なく、メール着信の有無や時刻などもすぐに見られるというメリットがあり、どちらかと言えば、若い女性に人気が高いとされてきた。今回の101SHは、こうしたケータイのスライド式の良さを受け継ぎながら、スマートフォンとしての性能にもしっかりと磨きを掛けたモデルとなっている。101SHは、「本当にスマートフォンにしちゃって大丈夫?」と相談してくるようなケータイユーザーにも、しっかりと応えられるスマートフォンというわけだ。

コンパクトで持ちやすいボディにテンキーを搭載

背面がラウンド形状にまとめられており、コンパクトで持ちやすいボディ

101SHはIPX5/IPX7の防水、IP5Xの防じんに対応

ボディを閉じた状態

スライドしてボディを開くと、テンキーや方向キーが現れる

Androidスマートフォンでありながら、テンキーや方向キーに加え[電源/終了]キーを備える

 スライド式ボディを採用した101SHだが、手に取ってみると、ボディはコンパクトで持ちやすい形状に仕上げられている。一般的にスマートフォンはプレート状の幅広ボディを採用しているため、手の大きくない女性などにはちょっと持ちにくかったり、片手での操作がしにくい面があるが、101SHは幅が約53mm、高さが約112mmと、折りたたみやスライド式のケータイと変わらないボディサイズにまとめられている。しかもボディ背面が手にフィットするラウンド形状に仕上げられており、女性の手でも十分に片手で操作することが可能だ。

 これだけコンパクトなボディながら、101SHはIPX5/IPX7の防水、IP5Xの防じんに対応しており、濡れた手でも問題なく使うことができる。たとえば、お風呂で半身浴をしながら、メールやチャットを楽しんだり、ワンセグでテレビを見る、音楽を再生するといった使い方もできる。

 また、デザインとカラーについては、他のスマートフォンがフラットなデザインにモノカラーを組み合わせたモデルが多いのに対し、101SHは「丸くて、かわいいケータイ」というイメージのボディに仕上げられ、ボディカラーもスタンダードなホワイトとネイビーブラックに加え、ビビッドピンクとターコイズというカジュアルなカラーをラインアップしている。多くのスマートフォンはデザインが地味で、女性ユーザーからは「正面から見たときのフェイス、通話中に耳に当てたときの佇まいが今ひとつ」と指摘されることもあるが、101SHのデザインとカラーリングであれば、女性ユーザーの厳しいニーズに応えることができそうだ。

 スライド式ボディを開くと、おなじみのテンキーや方向キーなどが現われる。スライド式のモデルは、テンキーと方向キー、ソフトキーをどのように配置するのかによって、大きく使い勝手が変わってくるが、ケータイで国内No.1の実績を持つSHシリーズらしく、押しやすさや使いやすさを考慮したレイアウトと形状を採用している。特に、テンキーの部分はそれぞれのキーにわずかな段差がつけられ、マルチガイドキーと呼ばれる方向キーも上下左右にきちんと押せるように仕上げられている。

 キーの機能割り当てについては、基本的にケータイのレイアウトを継承しており、[#]キーの長押しでマナーモードのON/OFF、マルチガイドキーの左方向で発着信履歴、右方向で電話帳といった具合いに、ケータイから移行してもほとんど違和感なく、使えるようにしている。ケータイでも利用頻度の高いメールとブラウザについては、マルチガイドキーの右上と左上のソフトキーにそれぞれ割り当てている。ちなみに、この2つのソフトキーの短押しと長押しは、カスタマイズが可能で、自分がよく使う機能を割り当てておくことが可能だ。

 また、Androidスマートフォンでは[ホーム][メニュー][戻る]という3つのキーが操作の重要な役割を担うほか、ステータスバーを下方向にフリックして通知パネルを表示したり、アプリケーション一覧からアプリを起動するなど、独特の作法で操作をすることになるが、101SHではマルチガイドキーの右側に[戻る]キー、左側に[MENU]キーをレイアウトするほか、マルチガイドキー下方向で通知パネルを表示したり、待受画面からセンターキーでランチャー画面(アプリケーション一覧)を表示するなど、ケータイユーザーにもAndroidスマートフォンユーザーにもなじみやすい操作体系を実現している。

 そして、もうひとつ注目すべきは、Androidスマートフォンでありながら、ケータイに必ず装備されている[通話]キーと[電源/終了]キーを備えていることだ。ケータイユーザーがあまり予備知識を持たずにAndroidスマートフォンに移行すると、最初に戸惑うのが[終了]キーがないことだ。ケータイでは基本的に[終了]キーを押せば、インターネット接続も通話もアプリも終了できるが、Androidスマートフォンには終了するためのキーが存在しない。実際には[ホーム]キーでホーム画面を表示したり、[戻る]キーでアプリを終了すればいいのだが、はじめのうちは「終わる」操作がないことがどうも不安に感じてしまうものだ。同様に、着信に応答するときもケータイでは[通話]キーを押す操作を基本としているが、タッチパネル対応のスマートフォンは画面上でアイコンをドラッグしたり、タップしなければならず、ちょっと操作に戸惑ってしまうことがある。こうしたことを踏まえ、101SHでは007SHに引き続き、[通話]キーと[電源/終了]キーを備えることにより、操作をわかりやすくしているわけだ。ちなみに、通話の開始や終了については、ケータイで実現されていた端末の開閉に連動する「オープン通話/クローズ終話」が継承されており、手がふさがっているときでも片手でカンタンに応答したり、通話を終えることができる。

 一方、ケータイと機能の割り当てが微妙に異なるのが[クリア]キーの位置に配された[削除]キーだ。ケータイでは何か操作を戻すとき、あるいは文字を削除するときに[クリア]キーを押すが、Androidスマートフォンでは「削除」と「戻る」が別々の機能として扱われているため、割り当ても個別になっているわけだ。

フルタッチで快適操作

ディスプレイ下に[MENU]キー、[ホーム]キー、[戻る]キーが装備されている

 スライド式ボディを採用し、テンキーを備えたことで、ケータイライクな使い方を実現した101SHだが、スマートフォンとしての快適な環境もしっかりと実現している。

 101SHではスライド式ボディを開くことで、テンキーからの文字入力が可能だが、端末を閉じた状態では他のAndroidスマートフォンと同じように、タッチ操作によるオペレーションが可能だ。ディスプレイ下には[MENU]キー、[ホーム]キー、[戻る]キーがいずれもタッチセンサーの状態で装備されており、エリアも十分な広さで操作しやすい。

 ホーム画面はそれぞれのボディカラーに合わせた壁紙がセットされ、最大10枚まで追加することができる。アプリの一覧が並ぶランチャー画面は出荷時に「基本機能1」「基本機能2」「サービス・カメラAV機能」「おすすめ」「便利機能」の5枚に分類されており、目的のアプリを探しやすくしている。もちろん、自分でカスタマイズすることも可能で、「仕事」「SNS」といったグループ分けを作り、最大100枚までページを増やすことが可能だ。もっともランチャー画面は新たにアプリをフォルダにまとめる機能が搭載されたので、むやみにページ数を増やさずに、自分の利用頻度に応じて、あまり使わないアプリなどはフォルダにまとめてしまった方が使いやすいケースも多そうだ。好みの「セレクト」を選ぶだけで、それぞれのテーマに合わせたアプリとホーム画面を一括で設定できるソフトバンクの「スマセレ」にも対応する。

 アプリについては、プラットフォームにAndroid 2.3を搭載しているため、約7GB以上の容量を利用できる「Gmail」、パソコンとも連携しやすい「Googleカレンダー」、101SHに話しかけて検索できる「Google音声検索」、世界中で公開された動画を楽しめる「YouTube」といったおなじみのものをはじめ、「マップ」「プレイス」「ナビ」などの位置情報のアプリなどもプリセットされている。新たにアプリを使いたいときは、Androidマーケットからダウンロードが可能だ。

 コミュニケーションのアプリも充実しており、カンタンにmixiボイスの投稿なども使いやすい「mixiSH」、国内でもユーザーが急増中の「Facebook」、「Twitter」の公式アプリに加え、仲間の現在地を確認しながらグループチャットが楽しめることで女性に人気の「ナカマップ」もプリインストールされている。

 もちろん、これらのアプリを使うとき、威力を発揮するのが前述のテンキーの存在。タイムラインやニュースフィードはタッチ操作でサクサクと読みながら、何か投稿したいときはスライド式のボディをサッと開き、従来のケータイを使っていたときと同じように、テンキーからメッセージを入力できるわけだ。

 日本語入力については、SHシリーズのケータイに搭載されている「iWnn(あいうんぬ)」をベースに、Androidスマートフォンにアレンジされた「iWnn IME-SH edition」が搭載されており、季節や時間帯に応じた予測変換候補が表示される「状況適応予測」、数文字を入力した後にマルチガイドキーの右方向を押して、文字数を増やすことで、その文字数に応じた変換候補を絞り込んで表示する「ワイルドカード入力」、よく間違えるような入力ミスに対して修正候補を表示する「入力ミス補正」などの機能も搭載される。文字入力をカスタマイズし、文字入力中に対応アプリを起動できる「マッシュルーム拡張」にも対応するなど、スマートフォンらしい機能も充実している。

101SHのランチャー画面では、アプリが目的ごとにページ分けされている

日本語入力については、「iWnn IME-SH edition」を搭載

入力を行うときの季節や時間帯に応じた変換候補が表示される「状況適応予測」

 文字入力をもっとも頻繁に使うメールについては、SoftBankメールの「S!メール」「SMS」をはじめ、プロバイダーのメールをやり取りできる「メール」、前述の「Gmail」のアプリがプリセットされている。これらの内、S!メールについては地下などで圏外でも圏内に移動したときに自動的に送信する「圏内時に送信」、特定の日時が送信を予約できる「日時指定」が利用できる。たとえば、友だちや家族の誕生日や何かのイベントのとき、メールを作成して、日時指定でメールの送信を予約しておけば、当日が忙しくても忘れることなく、メッセージが伝えられるわけだ。

 こうしたメールを送るとき、ケータイでは装飾付きのデコレメールがよく利用されるが、101SHは「楽デコ」に対応しており、デコレメールに慣れていない人でも自動的に楽しいデコレメールを作成することができる。自動で作成するとは言え、テイストを選んで雰囲気を変えたり、できあがったデコレメールをベースに、自分なりのカスタマイズを追加することもできる。ちなみに、デコレメールに欠かせないマイ絵文字も1500種類がプリインストールされているほか、ケータイメールで使われてきた通常の絵文字も利用でき、入力時には他社ケータイでも表示可能な絵文字だけを一覧表示できる機能も備える。

カメラやWi-Fiなどのスペックも充実

約800万画素のCMOSカメラを搭載

 101SHは写メールを生み出したSHシリーズだけに、カメラの機能も充実している。

 本体背面には約800万画素のCMOSカメラが搭載されており、最大2448×3264ドットの静止画、1280×720のHDサイズの30fps動画を撮影することができる。ケータイのカメラと同じように、チェイスフォーカスやコンティニュアスAF、シーン自動検出、シーン設定などに対応し、さまざまなシーンでクリアで美しい写真や動画を撮ることが可能だ。シャッターを切る前後のシーンを連写で記録する「ベストセレクトフォト」、VGAサイズで最大50枚、FWVGAサイズで最大40枚の連写ができる「連写カメラ」を使えば、決定的なシャッターチャンスを逃さずに撮影できる。

 撮影時には人物の顔を検出する「顔検出」をはじめ、あらかじめ登録しておいた友だちや家族を検出できる「個人検出」などの機能も利用できる。最大5匹までの犬や猫の顔を検出する「ペット検出」も搭載される。

 ところで、スマートフォンでは写真にいろいろなエフェクトを加える写真アプリが人気を集めているが、101SHでは実際の風景をミニチュア模型のように撮影できる「ミニチュアライズカメラ」、被写体を大きく歪ませて撮影できる「魚眼カメラ」など、遊びゴコロのある撮影機能があらかじめ搭載されており、買ったその日からオモシロ撮影が楽しめる。

 こうして撮影した写真は、ブログモード設定により、あらかじめ登録しておいた送信先へプレビュー画面からワンタッチでアップロードすることができる。S!メールやGmailは当然だが、mixiやFacebook、Twitterといったソーシャルサービス、オンラインフォトサービスのPicasaなどにもカンタンに送信することが可能だ。ちなみに、2448×3264ドットという大きなサイズで写真を撮影すると、ファイルサイズが大きくなるため、S!メールなど、ケータイ宛てに送るときには相手が受け取れないことがあるが、101SHでは「ピクチャー」アプリで写真を表示すると、QVGAやVGAサイズにリサイズできるため、相手が受信できるサイズの写真に編集して、送信することが可能だ。ちなみに、今回の冬春モデルからソフトバンクが提供する「フォト編集」アプリも利用できる。

 写真をSNSやオンラインフォトサービスなどに投稿するとき、3G回線からでも送信できるが、ファイルサイズが大きいので、もう少し高速に送りたいところだが、IEEE802.11b/g/n準拠のWi-Fi(無線LAN)にも対応しているため、自宅やオフィスなどの無線LANアクセスポイント、ソフトバンクが提供するソフトバンクWi-Fiスポット経由でアクセスすることが可能だ。Wi-Fiというと、セキュリティ設定などが難しそうだが、101SHは業界標準のWPS設定に対応しており、無線LANアクセスポイント側でボタンを押すなどのカンタン操作で、登録ができる。公衆無線LANサービスについても国内の主要サービスの設定があらかじめ用意されており、ユーザー名とパスワードを設定すれば、自動ログインをすることも可能だ。

 また、このWi-Fiを自宅などで利用すると、液晶テレビのAQUOSやAQUOSブルーレイと連携させる「スマートファミリンク」も便利な機能だ。たとえば、101SHで撮影した写真や動画をWi-Fi経由でAQUOSで楽しんだり、AQUOSブルーレイで録画した番組をWi-Fi経由で101SHで楽しむといった使い方ができる。特に、101SHは防水対応なので、AQUOSブルーレイで録りためた番組をお風呂でゆっくりと楽しむことも可能だ。Wi-Fi環境がないときは、AQUOSブルーレイとmicroUSBケーブルで接続して転送し、高画質のまま、番組を外出先で楽しむこともできる。ちなみに、帰宅して、ケータイをカバンなどに入れたままで着信に気づかなかったといったことはよくあるが、101SHにあった着信やメールの受信をAQUOSの画面に表示するといった設定も可能だ。

 ケータイの必須機能であるワンセグも搭載されており、番組表からの録画予約や視聴予約に対応し、3.4インチのフルワイドVGA表示が可能なNewモバイルASV液晶の美しい映像表示で楽しむことができる。

 パソコンとの連携については、新たに連携ソフト「MediaJet」が搭載されており、101SHで撮影した画像や動画、コンテンツなどをパソコンにバックアップできるようにしている。音楽についてもWindows Media PlayerのWMA形式やAAC形式などをサポートし、パソコンに取り込んだ音楽データをMedia Jet経由で同期させることもできる。ちなみに、同期はmicroUSBケーブル経由だけでなく、Wi-Fi経由で自動同期させることも可能だ。

ケータイの使いやすさを受け継いだAQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 101SHは買い!

 スマートフォンの新モデルが各社から発表され、注目度が高まっていることは間違いないが、実際に使ってみると、ケータイと大きく使い勝手が違ったり、操作になかなか慣れなかったりするケースは、意外に多い。しかし、考えてみれば、ケータイには10年近く慣れ親しんできたわけで、操作体系が違うスマートフォンを手にすれば、戸惑う人がいても不思議はない。しかし、ケータイの使いやすさをしっかりと受け継ぎながら、スマートフォンの良さを十二分に追求した101SHは、まさにそういったユーザーの声に応えるスマートフォンだ。これからスマートフォンに乗り換えたい人、なかでも女性ユーザーには、ぜひともおすすめしたいモデルだ。

 

法林岳之
1963年神奈川県出身。携帯電話をはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるWindows 7」をはじめ、「できるポケット SoftBank AQUOS PHONE 006SH スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150」(2011年6月30日発売)、「できるポケット docomo AQUOS PHONE SH-12C スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150」(2011年6月16日発売)などのスマートフォン関連も数多く執筆。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。

 

■関連情報
□「AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH」製品情報(SoftBank)
 http://mb.softbank.jp/mb/smartphone/product/101sh/
□「AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH」製品情報(シャープ)
 http://www.sharp.co.jp/products/sb101sh/
□シャープ 携帯電話 SoftBankラインナップ
 http://k-tai.sharp.co.jp/lineup/softbank/

■関連記事
□コンパクトなテンキー付きスライド端末「101SH」
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110929_480232.html

 

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