秋冬モデルが早くも登場! 最新AQUOS PHONE速攻レポート
デュアルコア&Xi対応でこんなにコンパクト!
充実スペックの「AQUOS PHONE Si SH-01E」
シャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE」のNTTドコモ向け最新モデル、「AQUOS PHONE Si SH-01E」が8月28日に発表された。「大画面化」をあえて追求せず、幅広い層にとって「持ちやすい」「使いやすい」というサイズ感を実現したという。今回はそんなSH-01Eの魅力をお届けしよう。
スマートフォンの特徴と言えば、フィーチャーフォン(従来型携帯電話)から大幅にサイズアップしたディスプレイだ。PC向けウェブサイトの閲覧も難なく行えるようになり、インターネットをますます利用しやすくなった。
しかしながら、ディスプレイの大型化は、スマートフォン本体のサイズ感にも影響を与える。画面が見やすくなるものの、手のひらが小さめの層、例えば女性や子供が「大きすぎる」と感じてしまうケースは、少なからずある。

SH-01Eは、そういった「ちょうどよいサイズのスマートフォン」を求める人々に向けた機種だ。画面サイズは4.1インチ(540×960ドット表示)で、2011年冬モデル「SH-01D」の4.5インチと比べるとかなりコンパクト。だが、スマートフォン創生期に採用例の多かった3.5~3.8インチ画面よりは着実に大きくなっている。
SH-01Eを手に取ってみると、そのサイズ感がまさに絶妙であると実感できる。特に、本体の横幅は59mmに抑えられているが、これは女性が片手持ちする場合の快適さを重視した結果なのだという。
ちょうどよい本体サイズ感を実現しつつも、スマートフォンの最重要スペックである「バッテリー駆動時間」に対する配慮も万全だ。116×59×9.9mm、約115gの本体に(詳細な数値は検証中)1660mAhのバッテリーを内蔵。前述のSH-01Dと比べて大幅な小型・軽量化を果たすと同時に、バッテリー容量が140mAh分増加した。この1年での進化ぶりを示す数値だ。
SH-01Eは、このサイズ感を実現しながら、基本性能にも妥協がない。CPUはデュアルコアかつ1.5GHz駆動のMSM8960で、ROMの容量は16GB。さらにXi対応端末でもある。単なるコンパクトさだけを追求した端末でないことが、ここからも分かる。
その上で、防水、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信といったフィーチャーフォンでおなじみの機能もしっかり搭載する。microSDXCカード(最大64GBまで)の新規サポートも、地味ながら嬉しい要素だ。

ハードウェア面での着実な性能アップを果たしたSH-01Eだが、ソフトウェア面はどうだろうか。近年のシャープは「Feel Logic」という開発思想を機種問わず一貫して導入しているが、SH-01Eも例外ではない。1210万画素のカメラに、HDR撮影、動画編集をはじめ、バッテリー節約技術の集大成たる「エコ技」機能、タッチパネルの追従性向上のための「ダイレクトトラッキング技術」など、さまざまな機能を投入している。SH-01Eを使い込むほど、これら機能がより効果を発揮していくはずだ。
より個性的なスマートフォンを探している人は、SH-01Eのコラボレーションモデル「Vivienne Westwood Phone」にも注目したい。ロンドン発祥のファッションブランド「Vivienne Westwood」の世界観が味わえる特別モデルで、3万台限定販売となる予定。絶妙なサイズ感が魅力のSH-01Eだけに、女性に人気のブランドとの相性は良さそうだ。
SH-01Eには「国内初」「業界最高スペック」といった要素こそ少ないが、本体サイズやバッテリー容量などの基本性能を徹底強化することで、真の意味での使いやすさ向上を図った。スマートフォンが普及期を迎えた今だからこそ、誕生したモデルとも言えるだろう。AQUOS PHONE Watchでは、今後もSH-01Eの最新情報をお伝えしていくので、ぜひご注目を。
AQUOS PHONE si SH-01E 製品情報(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/product/with/sh01e/
AQUOS PHONE si SH-01E 製品情報(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/products/sh01e/
Vivienne Westwoodとのコラボも、「AQUOS PHONE si SH-01E」
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120828_555247.html
(森田秀一)

