テーブルタップ感覚のポータブルバッテリー「QUBE」

いつも使えて、非常時も安心

ポータブルバッテリー「QUBE」

 ポータブルバッテリーと聞くと、非常時のための備えというイメージを抱くかもしれない。そしてデザインが無骨で、非常時以外はあまり見たくないシロモノかもしれない。しかしポータブルバッテリーを倉庫などにしまい込んでいては、いざ使用となったときには自己放電で容量がカラになっていて、使いものにならなくなってしまう。そこでオススメなのが、アドトロンテクノロジーが販売しているスタイリッシュなポータブルバッテリー「QUBE」だ。同社のECサイトでの販売価格は、45,360円(税込・送料無料)。

 「QUBE」は、簡易UPS(簡易無停電電源装置)機能を搭載したポータブルバッテリー。かなり明るい3WのLEDライトも備えており、満充電なら2日間も連続点灯可能。停電や災害などの緊急時だけでなく、アウトドア活動にも手軽に使える。大きくてつかみやすいグリップが本体天面にあり一見アイロンにも見えるが、このグリップのおかげで本体重量が8.5kgあるわりには、そんなに重く感じないつくりになっている。

 バッテリーは、容量12V/20Ahの鉛蓄電池を内蔵しており、入力はAC100Vに加えてDC12V/24Vも備える2電源入力対応。家庭用コンセントだけでなく、クルマのシガーライターソケットからも充電できるため、屋内外の場所を選ばず活用できる。

 出力はAC100Vのアース付きコンセントをふたつ備えている。さらにUSB(5V/2.1A)がひとつあるので、スマートフォンやタブレットの充電も手軽にできる。バッテリー残量は、前面の黄緑色LEDの点灯数でわかりやすく表示され、3つ全て点灯していれば満充電状態だ。

一見アイロンのようだが、持ちやすいグリップ
操作・出力は前面にある

 定格出力電力は100Wで、使用時間の目安は下記のようになっている。

使用機器 満充電時使用可能時間
(バッテリー容量 240Wh)
10W機器 20~25時間
40W機器 4.5~5時間
65W機器 2.5~3時間
80W機器 2~2.5時間

 また「QUBE」は簡易UPS機能を搭載しているため、デスクトップPCなどの電源を常に「QUBE」からとることで、停電で作業中のデータが保存前に消えたり、電源の瞬断からPCの故障・データ損失を回避できる。

「QUBE」は簡易UPS機能を搭載
QUMI Q5 Refresh

 非常時を想定した設計のポータブルバッテリーだが、スタイリッシュな外観と可搬性のよさ、使い勝手のよさから、テーブルタップの感覚で常にデスクの上か下に置いてPCなどを接続して使えば、非常時はすぐに持って出られるだろう。「QUBE」を常時充電状態にしておけるから、いざというときに容量がカラだったということも防げる。また同社のLEDモバイルプロジェクター「QUMI Q5 Refresh」と一緒に使うと、3時間ぐらい投影できる。

 「QUBE」には姉妹品として、ポケットに入るスタイリッシュなモバイルバッテリーもラインアップされている。製造はFoxconnの子会社であるUER社がバッテリーセルから生産しており、スマートフォンよりも軽い98gで、バッテリー容量は4000mAh。本体のカラーバリエーションは、ホワイトとブラックの2色展開だ。同社のECサイトでの販売価格は、1,980円(税込・送料無料)。ポータブルバッテリーとモバイルバッテリーの両方を「QUBE」でそろえるのもいい。

モバイルバッテリーもラインアップ