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1975年
周波数直読で世界の電波を聞いた
短波ラジオ「スカイセンサー5900」
ソニーといえば、小型トランジスタラジオから始まった会社だということを知っている人が多いと思う。今ではラジオのユーザーはかつてと比べると決して多いとはいえないが、実はソニーは現在でも国内トップのラジオメーカーなのだ。
なかでも1975年に発売されたスカイセンサー「ICF-5900」は、当時の大人はもちろん、学生もほしがったあこがれだった。短波を通じて世界をかいま見ようという、ささやかな夢を実現してくれた機種だったのだ。世界各地の放送局の電波をキャッチしては受信証明のベリカードを集め、友人たちと自慢しあったものだ。
海外旅行があたりまえになり、世界の情報はインターネット経由で簡単に得られる現代だが、もう一度あの濃密で集中力を要した時間を味わうのも悪くない。ホワイトノイズのかなたから意味不明の言語が聞こえてきたかな?
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