ソニーのVAIOは、「バイオノート505」やその後の「type 505 EXTREME」など、薄さ、軽さでユーザーを驚かせてきたが、今回のVAIO「Xシリーズ」のインパクトはそれ以上だ。低消費電力なインテル® Atom™ プロセッサーの登場により、スリムなモバイルノートはいっそう身近なものになったが、しかしそれら競合と比べても、一線を画すものがVAIO「Xシリーズ」にはある。
約13.9mmという驚異的な薄さのなかに凝縮されたもの
VAIO「Xシリーズ」の厚みは約13.9mm。これはフルフラットでの数値であり、メーカーカタログ表記でよくある「最薄部」のスペックではない。実質的な薄さで、他のノートブックを圧倒するものがある。これだけ薄ければ強度が気になるところだが、堅牢性や信頼性を追求するため、本体に150kgfの圧力を加える加圧試験、片持ち振動試験、そして角衝撃試験など数々の品質試験が行われているとのこと。
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| VAIO「Xシリーズ」 | VAIO「Xシリーズ」はこれまでのノートブックとは一線を画すスリムなボディ | 150kgfの加圧テストにも耐えられる、この薄さとしては驚異的なタフボディを実現している |
また、こうしたスリムさを追求した努力は、製品の各部分からも感じとることができる。まずはVAIO「Xシリーズ」の各部分をチェックしていこう。
VAIO「Xシリーズ」の液晶ディスプレイは11.1型ワイドサイズで、解像度は1366×768ドットだ。一般的なノートブックと同程度の解像度が11.1型ワイドサイズのコンパクトボディで実現されており、アプリケーションを立ち上げてみても窮屈さを感じることはない。ボディ全体だけでなく、液晶ディスプレイも驚きの薄さだが、これには「ハイブリッドカーボン」と呼ばれる構造が取り入れられている。カーボンはもともと軽量な素材ではあるが、VAIO「Xシリーズ」ではさらなる軽量化を目指した。そして生まれたのがカーボン素材の間にカーボンよりも軽い特殊シートをサンドイッチしたハイブリッドカーボンなのだ。
VAIO「Xシリーズ」には、一般のノートブックと同様に、USB2.0端子やヘッドホン出力端子、メモリカードリーダーに加え、アナログRGB出力端子やLAN端子も欠かさず備えている。とくにアナログRGB出力端子とLAN端子は、どちらもスリム&コンパクトなノートにありがちな特殊なアダプタを利用することなく、ケーブルをそのまま接続できる点は利便性も高い。これもVAIO「Xシリーズ」の魅力だ。
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| 右側面にはアナログRGBディスプレイ出力端子、そしてLAN端子を装備している。LANは1000BASE-Tにも対応している | VAIO 左側面にはACアダプタジャック、セキュリティロックスロット、USB2.0×2基、そしてヘッドホン出力を備える。このほか、本体全面にはメモリースティックデュオスロットおよびSDカードスロットを装備している |
最大2GHz駆動のインテル® Atom™ プロセッサー、そして最新のWindows 7を搭載
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| 薄さを追求するために少しの無駄も見えない内部基板。また、このスリムさのなかに冷却用のファンを組み込んだ設計には感嘆のひと言だ |
メモリは2GB、ストレージにはSSDが採用されており、店頭販売モデルで64GB、オーナーメードモデルではさらに128GB、256GBといった大容量ドライブも選択できる。CPUがインテル® Atom™ プロセッサーという点を除けば、一般的なノートブックに匹敵するスペックが詰め込まれていることが分かるだろう。もちろん、無線LANやBluetoothにも対応しており、さらには話題のWiMAXにもオーナーメードで対応できる。
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| OSには最新Windows 7を採用 |
バッテリーパック(X)との組合せで超長時間駆動も実現できる
VAIO「Xシリーズ」は、オーナーメードモデルの最軽量構成で約655gを実現している。店頭販売モデルでも約765gであり、1kg前後がひとつの壁とされた従来のモバイルノート、そして一般的なネットブックと比較しても一歩踏み込んだ軽量さだ。実際に鞄に入れてモバイルしてみても、本当にノートブックPCが入っているのか、ときどき心配になってしまうほどの軽さである。バッテリーパック(X)や、各種オプションを加えても、最大約1.08kg程度に収まる。
VAIO「Xシリーズ」のバッテリーは、標準となるのが4セルのバッテリーパック(L)で、これが約10時間という長時間駆動を可能としている。また、2セルのバッテリーパック(S)は、駆動時間が半分となるがバッテリーパック(L)よりも約90gほと軽量となる。そして特徴的な8セルのバッテリーパック(X)は、他のノートブックでは真似のできない約20時間という長時間駆動を可能とする。公称10時間駆動を実現しているAtom プロセッサー搭載ノートは他にもあるが、しかし20時間となると、絶無だと言えよう。
各所から作り手のこだわりが伝わるVAIO「Xシリーズ」は所有することに喜びが生まれる
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| VAIO Xシリーズ専用にデザインされた革キャリングケース。ソニースタイルでは本体購入時、ケースにBluetoothレーザーマウスを加えたアクセサリセットがお得な値段で手に入る。 |
作り手のこだわりが詰まったVAIO「Xシリーズ」。この薄さのなかにも堅牢性の高いボディを実現しているが、衝撃や傷から美しいボディを守りたいという方には、Xシリーズ専用にデザインされたシックな革キャリングケースも購入できる。先にも、搭載するCPUがインテル® Atom™ プロセッサーであるためより高クロックなZ550を選択したいと紹介したが、そのオーナーメードでのカスタマイズ時に、こちらの革キャリングケースもいかがだろうか。
Reported by 石川ひさよし

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