写真家・若林直樹 青い沖縄を切り取った!
~α900と4つのレンズによる作例集~
第1回: Vario-Sonnar T*ズームレンズ(16-35mm F2.8 ZA SSM) SAL1635Z
(7/16)
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去る6月下旬、梅雨の明けきらない沖縄八重山諸島を、αレンズを持って旅してきた。
今回持って行ったレンズは、
・SAL1635Z:Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM
・SAL50M28:50mm F2.8 Macro
・SAL16F28:16mm F2.8 Fisheye
・SAL70400G:70-400mm F4-5.6 G SSM
の4種類で、ほぼ全域の焦点距離をカバーできるラインナップだ。
普段よく使うレンズは標準ズームの24mm~70mmあたりだが、今回は南の島の広い空と大海原ということで、広角ズームである16mm~35mmを中心にシーンによって使い分けることにした。使用したカメラ本体は、αシリーズのフラッグシップ機であるα900。この機種はCMOSセンサーがフルサイズ(35mmフィルムサイズ)と、APSサイズよりも広く、広角では有利である。2460万画素と、デジタル一眼レフカメラでは最高の画素数を持っている。また、視野率100%でファインダーの明るさはバツグン。撮影時のストレスを感じさせない、トップクラスのデジタルカメラである。このα900と4種類のレンズを持って、石垣島や周辺の島々を撮影をした。美しい風景の数々を、レンズ別に4回に分けてお見せしよう。第1回目である今回は、カールツァイスレンズ「SAL1635Z:Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM」だ。
SAL1635Z:Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM →製品情報を見る
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α900本体に装着
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なんといってもこのレンズは、あこがれのカールツァイスレンズ。35mm側で撮れば、ちょっと広角で安定した画に。16mm側で撮れば、思いっきり広く。風景写真が好きならばぜひ使ってもらいたいレンズだ。カールツァイスレンズといえば、昔から精妙な描写が得意。特に現行モデルは、デジタルに適したコーティングがほどこしてあるという。レンズ横に付いているAF/MF切替レバーで、マニュアルフォーカスも瞬時に行えるので、とても使いやすい。
開放絞り値は全域F2.8と明るく、ただでさえファインダーが明るく見やすいα900で使うと、裸眼で見た景色とほとんど変わりなく、驚かされる。また、全域F2.8が可能ということは、そのレンズ設計が最高のつくりであるということだ。最短焦点距離は28cmなので、マクロ撮影とはいかないが、被写体にぐっと寄って背景を広く見せる手法に適している。作品作りする上で、表現の幅が広がるのは間違いない。
これだけ優秀なレンズであるから、もちろん値段もそれなりにする...が、ソニースタイルではレンズのレンタルサービスがあるので、物は試しということで、一度レンタルしてみてはいかがだろうか? そして、もし気に入ったなら、そのときは意を決して購入すればよい。長年使える一生もののレンズであるし、そう考えればけして高い買い物ではない、と自信をもって勧めることができる。
それでは、写真をご覧いただこう。今回はRAWで撮影し、Image Data Converter SR ver3.0を使用してRAW現像・JPEGで保存している。
※サムネイルをクリックすると、補正なしの撮影画像を別ウィンドウで表示します。
※ファイル容量の都合上、撮影画像をリサイズして掲載していますが、一部画像については原寸のものへのリンクをつけています
※作例写真はAdobe RGBで撮影しています。表示するパソコンモニターによっては色が違って見える場合があります。
石垣島の南西、冨崎から見た西の海1/640 f5 ISO200 ズームを16mmでの撮影 水平線の雲のためサンセットのシーンを撮れなかったが、16mmの広角レンズで遠近感のあるダイナミックな雲の形状を撮ることができた。 |
石垣島南西、冨崎にある 『 琉球観音崎灯台 』 1/250 f3.2 ISO500 ズームを35mm側にして撮影。日が落ち、まだ明るさの残る空に露出を合わせ、灯台の明かりが際だつようにした。 |
新城島に渡る船の操舵室1/800 f4.0 ISO200 Dレンジオプティマイザー:スタンダード ズームを16mm側にしての撮影。台風の影響で海は荒れ、撮影も大変。しかしカメラにおまかせで撮ったら、操舵室内もほどよく分かる範囲で撮れていた。 |
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1/500 f8.0 ISO20035mmで撮影すると、見たままの印象に近いパースで撮れる。 人口7人といわれる新城島だが、祭りの際には島の出身者が帰ってくる。ゆえに家の戸数は人口より多い。珊瑚の石垣で、奇麗な道になっている。 |
1/200 f9.0 ISO200ズームは30mmで撮影。 新城島は二つの島でできている。これは下地島にあるタコノキという木の実 |
1/640 f7.1 ISO200ズームは35mmで撮影 新城島の上地島と、迎えの船 |
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1/500 f11 ISO200ズームを16mmで撮影。 石垣島最北端の平久保崎灯台。 フルサイズのカメラで撮る16mmの画角は、広々とした風景を撮るのに威力を発揮する。ただ、構図を間違えるとただ広いだけの画になるので、いろいろ試してみるといいだろう |
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1/250 f8.0 ISO200ズームは28mmで撮影。 花などを撮る場合、このレンズは最短撮影距離が28cmなため、マクロレンズほどは寄れないが、この程度なら十分撮れる |
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→原寸画像有り1/250 f8.0 ISO200 ズームを16mmにして撮影。 竹富島の看板娘(猫)。ファインダーを覗かずとっさに撮ったもの。猫が中心に入ったため、ピントが合い、良い写真になった。 |
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1/1000 f8.0 ISO200ズームは20mmで撮影。 西表島の由布島にわたる水牛車。ズームで、微妙な画角調整ができトリミングの必要ないバランスで撮ることができた。 |
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1/320 f11.0 ISO200 露出補正+0.7EV17mmで撮影。 西表島の仲間川。カヤックを手前に、遠近感をつけての撮影。背景の雲のバランスがよく、奥行き感が出てくれた。 |
1/320 f8.0 ISO200Dレンジオプティマイザー:アドバンスオート ズームは18mmで撮影 手前の水中も微妙な色合いで表現できる優秀なレンズだ |
→原寸画像有り1/1250 f8.0 ISO200 16mmで撮影 有名な石垣島の川平湾。逆光だが、レンズに当たる光を遮って撮影した。16mmレンズで入りきらない広い風景だと、パノラマ撮影をしたくなる。 |
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1.3秒 f8.0 ISO200ズームは22mm 石垣島港の夜景。日が沈み、まだ青みの残った空に月が出た。三脚で固定しての撮影だ。 |
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1/500 f6.3 ISO200西表島 強かった風が止むと、水面に雲が映り、ひと味違う風景になる。手前にある岩と苔、それにミナミトビハゼなど、暗いながらも質感をしっかり表現できている。 |
1/1250 f4.5 ISO200ズームは35mm 帰りの飛行機から見た多良間島。 飛行機の窓を通して撮影なのでやや「甘い」が、コントラストを上げてRAW現像した。 |
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雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、我が家で生まれた5匹と暮らす。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://homepage2.nifty.com/nao-w/ |


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