【やじうま「type P」#1】コマンドライン系ツールで「type P」を操ろう!
(5/25)言わずと知れたソニーのポケットスタイルPC「VAIO type P」。発売されるやヒットを飛ばし、とくにIT業界においては所持率があまりにも高すぎて、「恥ずかしくて自分が買ったと言いにくい」とまで言われるほど。
そんな「type P」について、ちょっとしたtipsや実験、よもやま話まで、sonyfan編集部がつらつらと書きつづるブログ連載です。どうぞごひいきに。
さて私も、「type P」をさわり始めてはや数ヶ月、自分なりの使い方というものが確立してまいりました。今回のエントリーではそのあたりを紹介していきたいと思います。「type P」ライフをエンジョイ中、もしくはこれからエンジョイしたい、という方の助けとなれば幸いです。
キーボード徹底活用のススメ
キーピッチが十分に確保されたキーボードは、間違いなく「type P」の大きな魅力のひとつでしょう。逆に、ポインティングデバイスとして用意されているスティックポインターは、ホームポジションから手を離す必要がないという大きな利点があるとはいえ、控えめに言ってもユーザーの慣れが必要なデバイスです。
外付けのマウスを使うという手もありますが、せっかくコンパクトな「type T」に無駄な付属物はエレガントではありません。となれば、ポインター操作は最小限に抑え、「type P」の使いやすいキーボードをフル活用した操作を心がけると、幸せ度が上がるのではないかと思います。
Windowsのショートカットキーを多用するのはもちろんオススメです。基本的なOS操作はもちろん、Webブラウズの際などに使用すると、効率が大きく上がります。
http://www.microsoft.com/japan/enable/products/keyboard/default.mspxコマンドライン系ツールで作業効率をアップ
そしてさらにもう一段上のテクニックとして活用したいのが、キーボードでアプリケーションを起動したり、Webブラウズを便利にしたりできるコマンドライン系ツールの導入です。
もっとも基本的なところでは、キーワードを入力することでアプリケーションなどを立ち上げる「コマンドライン系ランチャー」が挙げられます。これを使えば、たとえばキーボードで「ie」と入力するだけでInternet Explorerを立ち上げることができるようになります。スティックポインターでWindowsスタートメニューをひとつずつたどるのに比べ、迅速に各種アプリケーションを起動できます。この種のランチャーは数多く存在しますが、一例としてFrozen氏制作「O2Handler」などがあります。ちなみに私は、オープンソースの海外製ソフト「Launchy」を使用しています。アプリケーションの実行ファイルやショートカットをコンピューター内からクロールして自動でキーワード登録してくれるのが便利です。また、デスクトップ検索ツールである「Google Desktop」の検索ボックスも、同様な用途で使用することができます。
ファイルの移動やコピーなどを頻繁に行なう方は、Windows標準のエクスプローラーではなく、キーボード操作主体のファイラーを使用すると、作業効率が改善する可能性があります。圧縮ファイルの取り扱いやマクロなど、便利な機能も多いです。「あふ」や「だいなふぁいらー」などが有名どころと言えます。
コマンドライン系ソフトの中で最近にわかに盛り上がっているのが、Webブラウズ操作に関するものです。特にMozillaのFirefoxにおいては、キーボード操作中心でWebブラウズするためのアドオンが揃っています。特に、Greasemonkeyスクリプトとして用意されている「Minibuffer」と「LDRize」は、RSSリーダーライクなキーボード操作でWebブラウズを行なうためのもので、これを使えば、キーボードショートカットを利用して効率的なWebブラウズが実現できます。
また、mozilla公式のコマンドライン系アドオンとして「Ubiquity」が存在します。まだ実験段階なので、たとえば日本語の扱いなどに難がありますが、将来的にはWebブラウズという行為自体を一変させる可能性を秘めており、注目度は高いといえるでしょう。
スティックポインターを使ったスクロールを便利に
ここまで「なるべくキーボードを使って操作する」ことについて書いてきましたが、やはりポインター操作はどうしても避けて通れぬもの。そこで、「type P」のスティックポインターの操作性を改善するtipsをひとつ、ご紹介します。
「type P」スティックポインターのデフォルトのスクロール機能は、使ってみると意外に操作しづらいのに気がつきます。これは、スクロールの「たまり」(duration)が大きめなこと、そして、スクロール機能がマウスのホイールとはOS的には別物の動作で、ホイールメッセージを発生してくれないことに起因しています。そこでおすすめしたいのが、スクロール系のマウスユーティリティです。これらを利用するとスクロールの感度や速度を細かく調整できるほか、デフォルトのスクロール機能とちがい、OSレベルでのホイールメッセージをエミュレートできるので、より汎用性の高い使用法が可能になります(たとえば、メディアプレイヤーで音量を調整するなど)。これらユーティリティソフトの代表的なものとしては、「Wheel Ball」や「Track Scroll」などが存在します。
「type P」の特徴ある入力デバイス、活かすも殺すもユーザーの使い方次第と言えます。試行錯誤しながら、自分に最適なオペレーション方法を模索してみると、けっこう楽しいですよ。


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