
【後編】
VAIO「type P」にはどれがお得?
還元額と月額費用で選ぶ高速データ通信プラン
=>前編はこちら
「高速モバイルし放題」を前提にVAIO「type P」の通信プランを選ぶ
VAIO「type P」にとうとう登場した、ワイヤレスWAN内蔵モデル。「モバイルし放題」を目的にしているユーザーにとってはコマが揃い、どれがお得で使いやすいか、悩んでいるところではないでしょうか。
かくいう私も長年モバイラー。街角の無線LANスポットがいつでもどこでも使えるようになることを夢見ていましたが、理想的な環境には近づく日は想像よりもまだまだ先のようです。いったん無線LANスポット探しはあきらめて、「VAIO「type P」を買うなら、今度は絶対に高速データ通信も申し込もう」と決心していました。
VAIO「type P」で使うなら、やはり7.2Mbpsの高速データ通信を行いたいところ。そこで、現時点で7.2Mbpsの高速データ通信が行えるNTTドコモのFOMAハイスピードと、イーモバイルの通信プランで、実際に毎月いくらかかるのかシミュレーションしてみましょう。
現金で30,000円のキャッシュバック!どこでも使える「FOMAハイスピード」
FOMAハイスピード受信最大7.2Mbps/送信最大384kbps人工カバー率:100%
- 還元額:30,000円(VAIOオーナーメード ワイヤレスWANキャッシュバックキャンぺーン)
- 端末購入費:15,000円(VAIOオーナーメードモデルCTOで選択)+契約事務手数料3,000円
- 月額費用:5,040円〜7,560円(「定額データ割 ベーシックプラン」利用、プロバイダーに「mopera U」利用の場合)
VAIO「type P」に内蔵できるワイヤレスWANが、この「FOMAハイスピード」。人工カバー率100%のまさにどこでも使える安心が魅力で、地方への出張や旅行が多い方には頼りがいのあるサービスです。
USB接続タイプのように出っ張らないので、「type P」の可搬性の良さが損なわれません。また、「type P」のWANモデルはGPS機能が使用できるのも大きなメリットです。
VAIOオーナーメードで「ワイヤレスWAN/GPS」を選択するとプラス15,000円になりますが、現在は、「VAIOオーナーメード ワイヤレスWANキャッシュバックキャンぺーン」中で、2年間の継続利用が条件の「定額データ割」加入を条件に、現金書留で30,000円のキャッシュバックがありますから、大幅にお得。新規契約の事務手数料3,000円を引いたとしても、実質12,000円引きで「VAIO「type P」」を購入できることになります。
ただし、NTTドコモの店頭などで、その場で契約手続きしてしまうとキャンペーン対象外になってしまうので、必ず「VAIO「type P」」からオンラインで開通の申し込みを行うように気をつけてください。「VAIOオーナーメード ワイヤレスWANキャッシュバックキャンぺーン」のキャンペーン期間は2009年5月1日(金)15:00までで、回線開通対象期間は2009年5月31日(金)24:00まで。「VAIO「type P」」の納期の目安はVAIOオーナーメードのページで確認できますが、とにかく5月1日までに購入すれば還元が間に合うような設定になっているようです。
さて、毎月の通信料金はどうなるでしょう。「ベーシックプラン」の「定額データプランHIGH-SPEED」の場合、基本料金が4,200円。通信が50万パケットを超えたところから「定額外通信料」として1パケットあたり0.0126円がかかりますが、100万パケットの時点で支払上限額の10,500円に達し、それ以上の料金はかかりません。さらに、前述の「定額データ割」を適用することで、支払上限額は70万パケット時点の6,720円となります。
「FOMAハイスピード」の場合、これとは別にプロバイダー契約も必要なので、対応のプロバイダー月額料金(NTTドコモが提供する「mopera U」の場合で月額840円)がかかります。
つまり、ひと月の利用が50万パケット以内の場合で5,040円、毎日どんなに使っても最大7,560円という計算になります。
- 「type P」ワイヤレスWAN機能搭載モデルはアダプタ内蔵なのでスマート
- GPS機能も使用可能
- 2009年5月1日までに申し込みで¥30,000キャッシュバック、初期投資が抑えられる
POINT!
月額1,000円から使える!エリアは狭いがお得な「イー・モバイル」
イー・モバイル受信最大7.2Mbps/送信最大1.4Mbps人工カバー率:85%
- 還元額:24,000円(「新にねん」契約特典キャッシュバック)
- 端末購入費:36,980円(D21HWまたはD21の場合)+契約事務手数料:2,835円
- 月額費用:1,000〜4,980円(「定額データ割」利用、プロバイダーに「mopera U」利用の場合)
昨年末時点で112万人の契約まで伸びているイー・モバイル。基本使用料780円の音声通話プランやスマートフォンも話題ですが、下り7.2Mbps、上り1.4Mbpsの高速データ通信もお得なプランが揃っています。
VAIO「type P」で使えるUSB接続タイプで、7.2Mbpsの高速データ通信に対応している端末は「D21HW」と「D21LC」の2種類。どちらも新規購入すると36,980円なのですが、2年間の継続利用が条件の「新にねん」を契約することで24,000円引きに。つまり端末が12,980円で購入できることになります。
月額費用は、定額制で使い放題の4,980円。イー・モバイルの場合、別途プロバイダーの契約は必要ありません。また、月額1,000円で従量制の「スーパーライトデータ」プランの上限金額も4,980円なので、使う月と使わない月で大きく差があるときや、いざというときのためだけに契約しておきたいというときは、「スーパーライトデータ」プランで契約しておくのがお得でしょう。
ちなみに、イー・モバイルは最初に選択する端末で速度が決定するので、契約プランによってスピードが変わることはありません。7.2Mbps、3.6Mbpsなど、その端末が対応しているスピードでの接続になります。サポートエリアが都心部や街中を中心としているという点がネックにならない使い方なら、VAIO「type P」との組み合わせでかなり活躍するでしょう。
ところでイー・モバイル同時契約のPC割引って?
よく量販店の店頭で、イー・モバイルを同時契約することでPC本体を大幅割引するサービスをみかけます。ネットブックが「100円」など、びっくりするような額が並びますが、実はこれ、この「スーパーライトデータ」プランを母体にした分割払いサービスのようなもの。
正式には「スーパーライトデータプラン にねんMAX」というサービスで、2年間の継続利用を条件に新規契約時に最大69,600円分の長期契約割引が受けられます。そのため、データ通信カードとPCをセットで購入するとPC本体の価格も大幅に下げられますが、「スーパーライトデータプラン にねんMAX」の月額利用料は「スーパーライトデータ」の月額に1,900円をプラスして2年間請求されるのと同じ設定で、月額は2,900円から。使い放題で最大6,980円です。
毎月1,900円の支払いを24回行えば合計で45,600円。「スーパーライトデータ」プランで「新にねん」を契約した場合も24,000円分の長期契約割引は受けられますから、結局は「スーパーライトデータプラン にねんMAX」の69,600円分の長期契約割引から24,000円分の通常の長期契約割引額を引いた差額を、毎月1,900円ずつ分割払いしているというわけです。
月額利用料で返すことを前提に、PC購入時の初期投資を抑えるという複雑なサービスで、毎月一定の支払いがある通信サービスならではのしくみです。ただ、そもそも分割払いするなら、複雑なサービスを使って一部だけを分割払いしなくても、ソニースタイルの「分割金利1%サービス」を利用して、購入代金の総額を好きな回数や額に設定したほうがわかりやすいですし、ソニースタイルならではの特典も利用できます。
- イー・モバイルは月額料金が比較的安くおさえられる
- エリアが対応していれば上り1.4Mbpsの高速通信も可能
- 量販店店頭などでの「にねんMAX」プランには注意
POINT!
ポイントはエリアと接続タイプ。「UQ WiMAX」も気になる
上記の場合で比べると、新規で購入する際にかかる料金(端末購入費+事務契約手数料)は、「FOMAハイスピード」の18,000円と「イー・モバイル」39,815円と、前者のほうがリーズナブルです。いっぽう月額料金は、「FOMAハイスピード」が最大7,560円、「イー・モバイル」が4,980円と、差を感じます。
エリアの広さやサービス、そして本体に内蔵でき、GPS機能を使える便利さに月額料金差の分の価値を感じられれば「FOMAハイスピード」がいいということになります。逆に、使うのが主に街中で、自宅もイー・モバイルのエリア内、そして使い方にムラがあって月額1,000円のときもありそうだ、と思う方なら、VAIO「type P」にワイヤレスWANを内蔵せずに購入し、別途イー・モバイルを契約するのもありでしょう。
さらに、ケータイWatchの記事「UQ、WiMAXサービスを2月26日スタート」にもあるとおり、UQコミュニケーションズが7月に開始を予定しているデータ通信サービス「UQ WiMAX」にも、VAIO「type P」で使えるUSB接続タイプもラインナップ。エリアはまだまだ狭いものの、定額制の「UQ Flat」は月額4,480円とこちらもかなり魅力的です。
VAIO「type P」ほど、カフェやベンチで気軽にモバイルするのに似合うPCはありません。ますます便利になる高速データ通信を利用すれば、VAIO「type P」をさらに活用できそうです。
![]() |
西村敦子(にしむら あつこ) 1973年東京都生まれ。IT系出版社を経てフリーライター兼編集者に。 「お得」「半額」「限定」に弱く、お得サイトを見つけては知り合いにメッセンジャーで送りつけている。 ブックマークからリアルの机の上まで、整理が苦手なのが悩み。 |







