スリムボディに
テレビチューナー内蔵!
テレビとしても高品質なA4ワイドノート
VAIO type F TV
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VGC-FT50B
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●「type F」の最上位シリーズが登場
年明けから新モデルの発表で話題のVAIOだが、「type S SZシリーズ」とともに、やや遅れて登場となったのがこの「type F TV」である。この2機種の登場が遅くなった理由としては、搭載するIntelの最新デュアルコアCPU“Yonah”こと「Core Duo」の存在があるのだが、この2製品はただ単純にCPUをのせかえただけのものではない。type F TVは、ワイド&スリムなA4ノートとして幅広いユーザーに人気のある「type F」をベースに、従来機ではオプションのテレビポートリプリケーターを接続する必要があったテレビ機能を、本体に完全に内蔵することに成功している。ここでは、「type F TV」の魅力について語らせていただくこととしよう。
●ワイド&スリムはそのままにテレビチューナー内蔵
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| 新type
Fファミリーとなる「type F TV」。一見ただデザインの変わったtype Fだが、この状態で既にテレビチューナーを内蔵しており、CPUに最新の「Core
Duo」を搭載する |
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type Fは、大きな15.4型液晶を備えたワイドタイプながらも、すっきりとしたスリムなボディで、家庭だけでなくビジネスユーザーにも人気のモデルである。さらにスリムで、4種類のボディカラーが選べ、14.1型液晶採用の「type F light」も発売されており、今回の「type F TV」の登場で3つのファミリーが揃うことになったわけだ。最上位機種となるtype F TVでも、type Fと同様に15.4型液晶を採用しており、テレビチューナーを内蔵しているため、シリーズの中ではもっとも大きな本体サイズとなっている。しかし、それは比較して大きいというだけで、実際にtype Fと並べた写真を見ていただければお分かりいただけると思うが、ほとんど大きな差はない。ボディ部分の厚みはやや増えているが、その分液晶ディスプレイ部のスリム化と軽量化により、わずかに奥行きが増した程度に収まっているのだ。重量も約2.9kgと、これまたtype Fとほとんど同じ。新しい小型MPEGエンコードボードの開発と「クリアブラック液晶(ピュアカラー)」の採用によりこれを実現しているとのことだが、正直いって右サイドにアンテナ端子がついているのが不思議なくらいのコンパクトさである。
そのボディはマグネシウム合金を採用し、シルバーとグレーを基調としたシンプルなものだが、従来のtype Fと比較すると各部がシャープに見える工夫がなされており、一見type F TVのほうがコンパクトに見えるほど。もちろん剛性もしっかり確保されており、パームレストも広いので、キーボードもしっかりと打てる。Core Duoの高い性能に関しては各方面で伝えられているのでここではあえて言及しないが、デュアルコア搭載ということで、テレビ録画をしながらでも事務作業などに全く支障のないスペックを備えているといってよいだろう。
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| ボディはマグネシウム合金のシルバー、ヒンジ部分にはグレーをあしらったシャープなデザイン。キーボード部分はホワイトカラーとなっており、女性にも人気が出そうだ |
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| 手前にスピーカーを備えているのが特徴的な、ゆったりとしたキーボード。キーボードの周囲は溝が掘られたようになっているが、透明アクリルで埋められているので、段差があるわけではない |
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| type
F(上)とのサイズ比較。厚み、横幅やほぼ同じだが、奥行きがわずかながら増加している。ただ、デザインのよさからか、type
F TV(下)のほうが薄く見えてしまう |
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| 同じくtype
F(右)との比較だが、こうして見ると、ヒンジの構造が大きく違うのが分かるだろうか。type Fでは展開時にヒンジが後ろに迫り出すため、高さはtype
F TVのほうが高くなるが、奥行きはほとんど同じになる |
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●高画質&高音質なテレビ機能。インスタントモードも強化
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| 鮮明な「テレビ」を楽しむことが可能なピュアカラー液晶。広い視野角で、少々正面から離れていても、十分視聴できる |
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テレビPCとして重要な液晶ディスプレイは、15.4型のWXGAクリアブラック液晶を採用(1,280×800ドット)。最近流行りのいわゆる“つるつる液晶”だが、本製品では従来よりも彩度の高いピュアカラーとなっており、実際に専用アプリケーション「Do
VAIO」でテレビ画面を表示させると一目瞭然。一般的な「テレパソ」では、専用テレビと比較すると、やや色合いが淡白なものが多いが、本製品の画面はくっきりとした色鮮やかな「テレビ」を楽しむことができる。視野角、輝度ともに十分で、実に満足のゆく仕上がりだ。また、デスクトップVAIOで採用されている高音質サウンドチップ「Sound
Reality」をVAIOノートとしては初めて搭載しており、キーボード手前に配置された「リッチサウンドスピーカー」と合わせて、臨場感も上々。一人暮らしの人のテレビとしては、まさにピッタリなのではないだろうか。
この基本機能に加え、デスクトップVAIOではおなじみのインスタントモードによるテレビ視聴も可能となっている。Windowsを起動しなくても、キーボード右上の「TV」ボタンを押せば、すばやくテレビを見ることができる。もちろん、付属の専用リモコンでの操作も可能だ。そして、本製品ではVAIO初となるインスタントモードでのテレビ録画にも対応。視聴中にキーボード上部にある「TV REC」ボタンを押せば、すぐに録画が開始できる。録画したデータは、インスタントモードのまま一覧表示して選択・再生が可能なほか、Windows上からも再生できるようになっている。残念ながら、Windows上で録画したデータをインスタントモードで再生できないなどいくつかの制限はあるが、ワイド表示の切り換えもできるなど、簡易テレビとしては十分な機能といってよいだろう。録画予約もインスタントモードでは使用できないが、これくらい簡略化されているほうがむしろ使いやすいという人は少なくないはずだ。キーボードの上にもボリュームやチャンネル切り換えボタンが個別に用意されているなどリモコンでなくとも直感的に扱えたのも、筆者には好印象であった。
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| Windowsを起動しなくても、右上の「TV」ボタンを押せばインスタントモードでテレビ視聴が可能。「VIDEO」で録画データの視聴、「CD/DVD」では、光学ドライブにセットした各コンテンツの再生もできる |
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| インスタントモードでも録画ができるようになり、録画データの一覧も表示できる。ビットレートなどの指定や、録画予約などはできないが、「TV
REC」ボタンを押すだけですぐに録画が始まる |
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| テレビには欠かせない、専用リモコンも付属。デスクトップVAIOと同等の使い勝手と品質を、この1台で手に入れることができるというわけだ |
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| ディスプレイ部やヒンジ付近ではなく、キーボード手前左右に備えられた高音質なスピーカー。机正面に本体置いて、リクライニングシートにゆったりと腰かけても、しっかりと聴くことができる。パームレストが広いので、キー操作時も手が上にかかるようなことはない |
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●スリムボディのサイドには十分なインターフェース
デザインのよさから実サイズ以上に薄く見えるサイドビューだが、各種インターフェースもしっかりと充実している。カードスロットだけでも、メモリースティックスロットに、SDメモリーカードスロット、PCカードスロット(PCMCIA typeII)、ExpressCardスロットとそれぞれ個別に装備。160GBのHDDがあれば、テレビ録画だけでなく、デジカメ画像の管理にも余裕があるだろう。ExpressCardスロットに対応した製品は、現状ではメモリカードリーダー程度しか発売されていないが、今後さまざまな拡張カードが登場してくるのは間違いない。Core DuoというCPUのパワーと合わせて、間違いなく長く使っていけるノートである。
テレビチューナー内蔵ということで、右サイド後方にはもちろんテレビアンテナ端子も装備。位置からすると、ケーブル側はL字型のコネクタのものなどを使用すると、設置スペースも少なく済みそうだ。また、映像入出力ポートが充実しているのも本製品の特徴で、ディスプレイ出力のDsub 15ピン端子はもちろん、S-VIDEO IN/OUTをそれぞれ独立で備えているほか、IEEE1394ポートでDVカメラなどとの連係も可能となっている。USBポートは3ポートで、左右両サイドに備えているので、マウスやプリンタなどを接続するときも困ることはなさそうだ。100BASE-TXイーサネット対応で、ワイヤレスLAN機能も内蔵。非接触ICカードや、おサイフケータイと連係可能なFeliCaポートもパームレスト部にしっかりと備えられている。
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| フロント部にはヘッドホン、マイク端子を装備するほか、SDメモリーカードスロットとメモリースティックスロットをそれぞれ別々に装備 |
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| 右サイドはテレビ関係のものが集中している。アンテナ端子はもちろんだが、Dsub
15ピンの外部ディスプレイ出力に加え、S-VIDEO端子をIN/OUT両方備えているのは、ノートPCではかなり珍しい。PCカードスロットの上に、ExpressCardスロットを備えている点にも注目だ |
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| 左サイドは光学ドライブとLAN、モデムポート。そしてUSBポートを二つ備えている。右サイドにもUSBポートがあるので、周辺機器の取り回しも楽々である |
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| ディスプレイ上部には、テレビ電話などに便利なMOTION
EYEを配置。使わない場合でも、ほとんど違和感ないように溶け込んでいる |
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●優れたコストパフォーマンスで死角なし?
さて、type F、type F lightの人気の理由としては、10万円前半というそのコストパフォーマンスの高さも忘れてはいけないところ。しかしtype F TVは、Core Duo搭載でしかもテレビチューナー内蔵。どうしてもお値段は高くなってしま……わないのだ。なんと、店頭モデルとなるVGN-FT50Bでは、Core Duo T2300(1.66GHz)、メモリ512MB、160GB HDDを搭載して、約22万円。デスクトップPCも加えた、並み居るライバルと比較しても、非常に魅力的な価格となっている。もはや、テレビ機能がついているからと、気にすることもないのではないだろうか。とくに「VAIOオーナーメードモデル」はオススメなので、下の「ソニースタイルでは」の項をぜひ読んでいただきたい。
本製品は、A4サイズのテレビ機能内蔵ノートとして、どちらかといえばホームユースをメインとした製品ではあるのだが、このスリムさと、Core Duo搭載の高いスペックは、外に持ち出して自慢したくなること請け合い。ハイスペックノートとして購入するもよし、テレビとして購入するもよしと、あらゆるユーザーに対応できる上に、コストパフォーマンスも高いのだから、これは実に素晴らしいノートである。事実上、VAIOノート全体の中でもハイエンドに位置する製品ではあるが、type Fやtype Aの購入を考えていたという人も、これは間違いなく見逃せないモデルといえるだろう。
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●ソニースタイルでは
店頭販売モデルでは1ラインナップのみだが、本製品もほかのVAIOシリーズと同じく、「VAIOオーナーメード」によるスペック変更が可能となっている。
OSにWindows XP ProfessionalおよびHome Edition、CPUは現在のモバイルCPUで最高峰のCore Duo T2600(2.16GHz)など、三種類から選択可能だ。また、メモリーも512MBから2GB、HDDに至っては60GBから160GBまで、5種類が選択可能となっている。テレビ機能は欲しくてもそれほど録画はしないという人には、60GBでも十分だろう。光学ドライブも、DVD±Rの2層書き込みに対応したDVDスーパーマルチドライブと、コストパフォーマンスに優れたDVD-ROMとCD-R/RWのコンボドライブから選択できる。ワイヤレスLAN機能や、MOTION EYEの有無も選ぶことができ、何と最小構成ではCore Duo T2300を搭載しながらも、13万円台から手に入れることができるようになっている。これはもう人気が集中すること間違いなしだ。用途に合わせて、自分らしい1台を作っていただきたい。
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