2001年12月
『スナッチ』

『ターミネーター』

『グリンチ』

2001年11月
『キャスト・アウェイ』

『スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス』

『ショコラ』

『ゴッドファーザー』

スタンド・バイ・ミー』
2001年10月
『明日に向かって撃て!』

『羊たちの沈黙』

『バトル・ロワイアル』

アンブレイカブル』
2001年9月
『アラビアのロレンス』

『初恋のきた道』

『ペイ・フォワード』

クリムゾン・リバー』
2001年8月
『コヨーテ・アグリー』

『リトル・ダンサー 』

『ザ・セル 特別プレミアム版』

『火垂るの墓 -ほたるのはか-』

『17歳のカルテ コレクターズ・エディション』

2001年7月
『ダイナソー』

『宮廷料理人ヴァテール』

『グリーン・デスティニー』

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』


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原題:
『STAR WARS EPISODE 1 THE PHANTOM MENACE』

Cast&Staff:
監督/製作総指揮/脚本:ジョージ・ルーカス
製作:リック・マッカラム
撮影:デヴィッド・タッターサル
特撮:ILM
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:リーアム・ニーソン/ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン/ジェイク・ロイド ほか

発売メーカー名:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
定価:3,980円(税別)
■待望の第一章、ついにDVD化!


 「すべての伝説には、始まりがある」。1999年の劇場公開時に使われたこのコピーには、はっきり言ってシビれた。世界中が待ちわびていた『スター・ウォーズ』シリーズの第一章『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の登場に、熱狂した2年前の夏を思い出す。筆者も日本公開を待ちきれずに、ハワイはカウアイ島まで出かけたほどだ。毎年世界各国で数え切れないほどの映画が生み出され、忘れ去られてゆくというのに、本シリーズの人気が廃れることは決してない。一番最初の作品が公開されたのが1978年のこと。それから20年以上が経過しているにもかかわらず、常に話題の中心であり続けている。これだけ長いこと世界的に注目され続けている映画はこのシリーズ意外に例を見ない。この先スター・ウォーズのエピソードが完成するまで、いや、その後も人気が衰えることはきっとないのだろう。

 今回DVD化された『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』は、9話で完結するとされる壮大な物語の序章である。前3部作で描かれたルーク・スカイウォーカーとレイア姫の時代からさかのぼること30年。後にダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーが、まだ純真だった少年時代の物語が描かれている。ファンにとって本作は、これまで待ち続けていた真実を知るファースト・ステップだ。長いこと明かされることのなかった謎がいよいよ少しづつ解明されてゆく。待つこと20数年間。こんなにワクワクすることはない。それは人類の歴史を少しづつ紐解いてゆく時の考古学者のときめきや興奮に似ているのかもしれない。ちょっと大げさかもしれないが、『スター・ウォーズ』シリーズがファンにとってそれほど重要なもので、大きな関心事であることは事実なのである。

 ルーカスの演出がいまいちとか、期待していたほど面白くないという声も聞かれた。確かに、最悪の映画に贈られるゴールデン・ラズベリー賞まで貰ってしまった。だが、興行的にも世界中であれだけのヒットを記録したのは、多くの人にとって『スター・ウォーズ』が特別な映画であリ続けていることの表れだろう。すでに最新作の製作が始まっている。 2002年に発表される新作がどんなものになろうとも、受け入れる覚悟はできている。ファンとはそういうものである。

■声も佇まいも紳士的。いつも冷静なジョージ・ルーカス



 「どんな伝説にも裏側がある」。これは、私が本DVDの特典ディスクを見ていて感じたことである。ジョージ・ルーカスが本作の製作にかけた歳月は4年間。いや、『スター・ウォーズ』第一作目が誕生した時から、ずっとプロジェクトが続いていることを考えると、厳密にはその数倍も長い時間がかけられている。そんな長い時間をかけて練られたものをいったいどうやったら137分にまとめられるのだろう。そこには、監督はじめ、スタッフらの身を引き裂かれるような決断があったことは容易に想像できる。だが、そんな決断がどうのように下され、そのときどんな心境だったかを察するのは難しい。そこで注目したいのが「削除されたシーンとその製作秘話」と題された特典映像だ。思い入れがある作品ほど客観的な判断を下せないものであるはずなのに、その判断を驚くほど冷静に振り返るルーカスの様子に、彼の人柄が伺える。インタビューなどで見る彼は、いつも落ち着いていて、優しそうだ。アグレッシブでせっかちな印象を受けるスピルバーグとは好対照で面白い。

 ところで、そんな彼を見るにつけ、消え入りそうな声のせいか、あまりに控えめな佇まいのせいか、「お体の具合は大丈夫でいらっしゃいますか?」とたずねたくなってしまう。彼の身に何かあったらどうしよう、『スター・ウォーズ』シリーズが完結しなかったらどうしようと本気で心配してしまう。お馴染みのテーマ・ミュージック、作品タイトルが映し出されただけでワクワクしてしまうファンが世界中にはたくさんいる。だから、ジョージ・ルーカス様、とにかく体をお大事に。



■片面2層
■画面サイズ:シネマスコープサイズ(16:9)
■収録時間:137分
■音声仕様:
1,英語 5.1ch サラウンド“EX”(オリジナル)
2,日本語 5.1ch サラウンド“EX”

 
■音声解説(ジョージ・ルーカス/リック・マッカラム/ベン・バート他)
■削除されたシーンとその製作秘話
■メイキング・オブ・エピソードI “The Beginning”
■アニマティクス
■ビハインド・ザ・シーン
■WEBドキュメンタリー
■ミュージック・ビデオ Duel of the Fates(運命の闘い)
■フォト・ギャラリー
■ポスター&キャンペーン・ギャラリー
■トレーラー集(オリジナル劇場予告編・TVスポット集)
■『スター・ウォーズ スター ファイター』メイキング
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