松下、SDメモリカード対応ミュージックプレーヤーを参考出展

　松下電器は、「エレクトロニクスショー'99」で、「SDメモリカード」に対応したSDミュージックプレーヤーの試作機を展示している。SDメモリカードは著作権保護機能を搭載した切手サイズの小型メモリカードで、2000年春ごろの発売が予定されており、発売当初は32MB/64MBの2タイプが用意される。

　展示されているSDミュージックプレーヤーもSDメモリカードと同時期の発売を予定しているという。試作機の重量は50g前後。発売がかなり先とあって価格は未定だが、「MP3プレーヤーと同じくらいの価格を想定している」とのことだ。

　新しい記憶メディアを普及させる鍵になるのが楽曲などのソフトウェアだ。松下では、米ユニバーサルミュージック、BMG、AT&Tの3社と共同で会社を設立し、現在米国で音楽配信の実用実験を行なっているといい、プレーヤー発売と同時期の「2000年春にはサービスを開始する」としている。

◎関連URL
「SDメモリカードの共同開発で合意」（松下電器）
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn990825-1/jn990825-1.html

（工藤ひろえ）