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週刊Windows CE通信

〜TCP/IPのトラブルを解消する〜

 いよいよ2000年。Y2K問題で騒がれはしたけど、それほど目立った問題は発生していない。Windows CEでもY2Kに関しては特に問題はないようだ。前回はインターネット関連のツールを紹介したが、今回も引き続きネットワーク関連の話題に触れてみたい。

 前回も書いたことなのだが、Windows CEに標準で付属するネットワーク関連のアプリケーションは非常に貧弱。「さあ、インターネットに繋ぎましょう」、「設定しました」、「繋がりました」、「快適に使えています」というように、すんなりと接続できれば何ら問題はないのだが、ひとたび、ネットワークのトラブルで問題が発生してしまうと、Windows CEではツール類が貧弱なため、どのような原因でインターネットに接続ができないのかを知ることができないのだ。

 たとえば、DHCPサーバーから正しいアドレスを取得できなくて、ネットワークに接続することはできるが、ネットワークのリソースにアクセスができないというトラブルが発生したと想定してみよう。WindowsやWindows NTではWinipcfgやIpconfigといった標準で提供されたツールを利用すれば、自分のマシンに割り当てられたIPアドレスを知ることができるため、正しくIPアドレスが割り当てられているのかを知ることができる。ところがWindows CEでは、こうしたツールがないために、ドラブルが発生したとしてもどのような原因のトラブルなのかを特定することは極めて困難だ。

 筆者は年末の押し迫った時期に、実際にこうしたトラブルに遭遇してしまった。自宅でWindows CEを使ってインターネットにアクセスするときは、LANカードを利用し、LAN経由で自宅のサーバー経由でインターネットに接続している。回線はOCNエコノミーで、Linuxをサーバーとし、DHCP、DNS、メールサーバーとして利用している。ところが、ある日Windows CEでLANカードを使っていつもと同じようにインターネットへ接続しようとしたら、設定を変更していないのにもかかわらず、まったく繋がらないとい事態が起きてしまった。こうしたトラブルが発生すると、Windows CEの標準アプリケーションだけではトラブルの原因を特定することは困難。このとき発生したトラブルは、Linuxで動作していたDHCPサーバーとDNSサーバーがエラーで停止していたため。つまり、見かけ上ネットワークに接続はできているがIPアドレスが割り当てられていないため、リソースにアクセスできない。さらに、DNSも止まっていたため、名前でもアクセスができないという二重のトラブル。サーバーの設定を確認すれば、原因の究明も簡単だったのだが、なんとかWindows CEだけでトラブルの原因を突き止めたかった。そのときに利用したツールがCambridge Computer社から無償で提供されている「vxUtil」と呼ばれるツールだ。


■貧弱なネットワークツールを強力に補助

 「vxUtil」は、PingやTraceRouteといったネットワーク関連のいくつかの機能が含まれているツール集。前述のようなトラブルが発生したときに、このツールを使えばトラブルの原因をある程度究明できる便利なものだ。「vxUtil」に含まれるツールはInfo、Ping、Traceroute、Finger、Html、Lookup、Quote、Time Service、Whois、Password Genの10種類。たとえば、Infoを利用すればWindows CEに割り当てられたIPアドレスを知ることができるし、LookupではDNSサーバーにアクセスし正しく名前からIPアドレスへの変換が行なわれているのかを知ることができる。

 筆者が遭遇したトラブルの時は、まずInfoを使ってIPアドレスが割り当てられていないことが判明。IPアドレスを正しく割り当てるようにサーバーを再設定。つぎに、Lookupで自分のサーバー内の名前を使ったIP変換は正しくできているが、外には出て行けないということが判明。つまり、DNSサーバーのトラブルだということがわかった。問題はあっさりと解決した。


■vxUtilに含まれる代表的なツール

 vxUtilには前述のとおりさまざまなツールが含まれている。これらのツールのうちTCP/IPでトラブルが発生したときに原因の究明に役立ちそうなものを紹介しよう。


Info・Info

 自分のIPアドレスを表示する。DHCPを利用してIPアドレスを自動的に取得しているときに、Infoを使えばどのようなIPアドレスが割り当てられているのかを知ることができる。


Ping・Ping

 指定されたアドレスのサーバーと通信が確立されているかを確認するためのツール。対象サーバーにパケットを送り、パケットが到達できるかという情報とパケットが到達するためにどのくらいの時間がかかるか、つまりネットワークの負荷を知ることもできる。


・Traceroute

 指定されたアドレスへどのような経路を使って通信されるのかを確認するためのツール。ある日突然ネットワークが重くなったときなどは、Tracerouteを利用すれば経路のどのポイントがボトルネックになっているのかを知ることもできる。


・Lookup

 DNSを使いIPアドレスから名前、または、名前からIPアドレスの変換をするためのツール。DNSサーバーが正しく動作しているのかはLookupでチェック可能だ。


・Time Service

 ネットワーク上のタイムサーバーにアクセスし、Windows CEの時刻をタイムサーバーの時刻と同期させるためのツール。トラブルの原因究明とは直接は関係はないが、Windows CEの時刻を常に正確に合わせておけるので便利だ。


Password Gen・Password Gen

 パスワード生成のためのツール。パラメータを指定するとハッキングしにくいと思われるパスワードを生成してくれる。このツールもトラブルとは関係はないが、パスワードが必要なときに、どんなパスワードにしようか迷ったときに使ってみるのもいいだろう。


 筆者のような環境でWindows CEを利用している人はかなり少ないとは思うが、なんらかのトラブルが発生してネットワークに接続できないときは、どういったトラブルで接続できないのかを知りたいのは誰でも思うことだろう。そうしたときに「vxUtil」を使ってみればある程度の原因を特定することができるのだ。是非試してみて欲しい。


◎関連URL
Cambridge Computer
http://www.cam.com/

(広野 忠敏)
2000/01/06


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