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第1回:【福岡】ハイアットリージェンシー福岡


ハイアットリージェンシー福岡
宿泊費用:10,000円
(旅の窓口での予約)

スフィンクスをイメージした外観は高級感抜群だ!

 ビジネスマンの出張にもいろいろな考え方がある。会社から支給される出張規定金額の中で、キチっと収めるタイプ。メジャーでは無いと思うが、極端な場合には、定額支給の場合なら、出来るだけ出費を切り詰めて、余ったお金を自分の小遣いにまわすという豪傑タイプ。

 筆者の場合も、豪傑と並ぶ変種なのかもしれない。筆者は出張を「社費で行ける社会見聞旅行」だと考え、起きている間は出来る限り多くの人と会い、出来る限り多くのモノを見るのが得策だと考えている。その代わり、移動中や寝る時は出来る限りゆったりと安らかに普段の疲れを取り去るくらい安静や安眠、個人の考える時間を確保したい。その為に必要な時には、例え自腹でも、そこそこ良いホテルに宿泊したり、必要に応じてグリーン車やスーパーシートに座席を確保することも多い。ビジネスマンにとってこれらは贅沢ではなく、金額の大小に関わらず、その投資がどこに生きるかということだと考えている。



■ 福岡までのアクセス方法

 東京から九州、あるいはその逆方向の出張なら誰でも2種類の手段があることを知っている。一つは羽田から空をひとっ飛びする空間移動の航空機方式、もう一方は、時速300キロ、世界一速いユーモラスなあひる型の新幹線「700系のぞみ」で行く方法だ。新幹線なら約4時間強、航空機なら向かい風で最も時間のかかる冬場の西向き飛行でも1時間45分くらいだ。

 昨今は日本国中がそうであるが、基本的に競争相手も無ければマイレージ還元も無い新幹線の価格のほうが航空機の往復早割料金より高いのが当たり前になった。出張先にもよるが、少なくとも東京・大阪間ではジェット機で出張する意義はこと移動時間に関しては無意味なこととなった。まして空港に到着後、東京都内や大阪市内迄の移動を考えた場合、新幹線を利用して都心にダイレクトに到着するメリットはこの上なく大きい。

帰りに福岡空港で見つけたコンセントを30分充電に借用 快晴の多い冬は鳴門海峡や鳴門大橋が鮮明に見える

 新幹線、航空機のいずれを利用して出張するか? という場面で、より多くの人が航空機の利用を選択するのが九州方面への移動だろう。筆者の経験からも九州への出張は明らかに航空機利用の方が所要時間が短いはずだ。

 また現在の所、九州の玄関口である福岡空港は、多くのホテルのある都心まで地下鉄ならたったの5分、タクシーでも10分、1500円近辺で移動出来る国内空港中最高のロケーションに位置する。多くの地方空港がどんどん郊外に移転している昨今、福岡空港もいずれそうなる運命であろうが、しばらくは安泰だ。年に数回、JAS(日本エアシステム)を利用して福岡に出張する筆者は、いつも利用する「ネットウオーリア・フレンドリー」なホテルを2~3軒決めている。毎回同じホテルでも良いのだが、満室の場合もあれば、気分的にホテルを替えたい場合もある。時間が無いが買い物をしたい時や、寝るまでの間たっぷり仕事をしたい場合もある。



■ 福岡でイチ押し、ハイアットリージェンシー福岡

 筆者は、福岡市内では「キャナルシティー福岡ワシントンホテル」、「ハイアットリージェンシー福岡」、「博多全日空ホテル」等に泊まることが多い。いずれもインターネット上の割引サイト経由や、ごく普通に泊まっても1万円近辺かそれ以下で宿泊出来る、快適で贅沢ではなく、清潔な一般的なビジネスマン向けのホテルだ。いずれ機会をみて全てのホテルをご紹介したいと考えてはいるが、今回は筆者が福岡で最も気に入っているホテルである「ハイアットリージェンシーホテル福岡」をご紹介しよう。

 名前はよく似た同じハイアットでもキャナルシティーにある「グランドハイアット」は、日本航空系列の「ニッコー福岡」と肩を並べて高級だが、ごく普通のビジネスマンにこれらのホテルに泊まれるだけの宿泊出張手当を支給してくれる会社はバブルもはじけた現在、そんなに多くはないと信じたい。

 最近筆者がリーズナブルな「ハイアットリージェンシー福岡」に宿泊したのはクリスマスも近い昨年12月初旬のことだったが、1階から10階に至る巨大な四角推状の吹き抜けのロビーには、イルミネーションで飾った大きなクリスマスツリーが飾られていた。

クライアントとの面会も豪華で華麗な吹き抜けロビーで… 吹き抜けロビーを客室フロアの廊下から見ればこんな具合

 インターネットでシングルルームを予約したが、実際にはホテル側の都合で10階のツインルームに案内された。ベッドも窓も大きく、円筒形をしたホテルの外観が個々の部屋の形状にも反映され、見慣れたありきたりの長方形の部屋ではなく、これがかえってリラックス出来る安心感を出してくれる。部屋にはデスクと小さなソファもあり、仕事も十分出来るスペースが確保されている。

 ただ残念なのは、この手のホテルでは時々見かけるのだが、デスクサイドにRJ-11のモジュラージャックやデーターポート付きの電話機が見当たらない。そのため、ネットワークアクセスを行なうには、ベッドサイドにあるナイトテーブル上のデータポート付きの電話機から、デスクの上にあるパソコンの内蔵モデムまでRJ-11延長ケーブルを引っ張るか、もしくはベッドサイド迄モバイルPCを持って移動し、ベッドの上で使うしかない。

 出来るだけ不要なハッタリ・ロードウオーリアツールは減らして出張しようと決めてからは、なるべく余分なモノは持って行かない主義だったので、今回の出張でもあいにく長いRJ-11ケーブルは持ち合わせが無かった。やむなく、よくあるインハウス・モバイル・スタイルだが、「ベッドの上にあぐらをかいてメールをチェックする」こととなった。

デスクサイドにモジュラーがなく、やむなくベッドでネット! 長いRJ-11ケーブルを持って来れば良かった!

教訓その一
持って行くなら出番の少ないロードウオーリア・ガジェットのモデムセーバーよりただの長いRJ-11ケーブル!

 ただし、デスクサイドにRJ-11の端子がないのはツインルームだけなのかもしれない、ホテル側に実際の確認はとっていないので真相は不明だ。もちろん、ネットワークアクセスだけがホテルに泊まる目的ではないので、寝る時のベッドの硬さや枕の具合、そして風呂、朝食の快適度の方が本当は重要だ。通常のビジネスホテルより大きなシングルベッドは超快適で、シャンプー等のアメニティーも、バスタブのサイズもワンクラス上で快適な朝を約束してくれる。

 筆者が時々利用しているインターネット上のホテルの予約サイト「旅の窓口」からは、海外ではごく普通のオプション選択である「禁煙ルーム指定」は出来ないシステムになっていたが、ネットで予約後、直接ホテルのフロントへ電話をかけるだけで気持ち良く即座に対応してくれた。

 やはり気持ち良く出張をするなら、ほんの少し平均より値段は高くとも世界の一流ホテルを選ぶべきだろう。朝食も一人で出張のビジネスマンがカウンター席でゆっくり食べられる配慮が行き届いている。ブッフェスタイルとアラカルトメニューから選択できるが、筆者はブッフェが結構混んでいたので、後者を選択した。従業員のサービスやマナーも申し分ない。海外では泊まる機会の多いハイアットリージェンシーホテルチェーンだが、国内では不幸にも、「ハイアットリージェンシー福岡」に出会うまで、宿泊の機会に恵まれなかった。「ハイアットリージェンシーホテル福岡」は今後も筆者の福岡出張での数少ない候補ホテルの筆頭になりそうだ。
 はぶふぁん!!

◎関連URL
旅の窓口
http://www.mytrip.net/
ハイアットリージェンシー福岡(宿泊費用1万円(旅の窓口での予約))
http://www.hyattregencyfukuoka.co.jp/
日本エアシステム「JAS」
http://www.jas.co.jp/JASHOME.HTM

(ゼロ・ハリ)
2000/02/23


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