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DCR-PC100【前編】
メガピクセルのDV静止画を実現したソニーDCR-PC100


伊達淳一
伊達淳一
本職はカメラマンなのだが、なぜか現在はライター業ばかり。日本カメラ、デジタルCAPA、インターネットマガジンなどにデジカメ、ビデオ、写真に関する記事を執筆中。 Web媒体ではD# Digital Pressにて伊達淳一のデジタルでいこう!を発信中

 「ビデオカメラも欲しいけど、デジカメも欲しい」。そんな欲張りなあなたにピッタリのDV(デジタルビデオ)カメラが登場した。ビデオカメラとしては初めてメガピクセルCCDを搭載し、高解像度の静止画記録を実現した「ソニーDCR-PC100」だ。

 これまでも静止画記録ができるDVカメラは数多く発売されているが、いずれもVGAサイズの静止画しか記録できないので、35万画素クラス相当の画質しか得られなかった。DVカメラの解像度は720×480ドット(約34万画素)と規格で決められているので、これ以上画素数を多くしてもムービーの画質は向上しないからだ。

 しかし、実際には48万画素や68万画素といった画素数の多いCCDを搭載したDVカメラも多く存在する。これは電子式手ブレ補正時の画質劣化を防ぐためだ。電子式手ブレ補正というのは、CCDから一部分のエリアを切り出し、その切り出しエリアを上下左右に動かすことで画面のブレを抑えている。そのため、切り出しによって画素数が減少し、画質や画角が変化するのを防ぐために、あらかじめ画素数に余裕のあるCCDを搭載しているのだ。

 ちなみに、電子式手ブレ補正は、ブレそのものを抑えるのではなく、画面の上下左右動を低減することで画面を安定させる機能だ。そのため、静止画撮影時にはまったくの無力である。だったら、静止画撮影時にはCCDの画素数をすべて使って、高解像度の静止画が記録できるようにすればいいじゃないか! 筆者は35万画素全盛の時代からそう思っていたのだが、ようやく高解像度の静止画が記録できるDVカメラが登場してきた。それがソニーDCR-PC100だ。


■ 驚きの仕様、DCR-PC100

ソニー DCR-PC100
標準価格:23万5000円
問合せ先:お客様ご相談センター(Tel: 03-5448-3311)
DCR-PC100
NP-FM70バッテリーを装着したPC100。せっかくのスタイリングが台無しだが、液晶モニター撮影でも約230分の連続撮影が行なえる。単板のDVカメラのなかでは、非常にシャープでキレの良い描写が魅力だ
DCR-PC100
1/4インチ107万画素CCDを搭載することで、DV静止画の常識を覆す1152×864ピクセルの静止画撮影が行なえるのが特徴。製品には4MBのメモリスティックが付属している。ビデオカメラも欲しいがデジカメも欲しいという欲張りな人にはピッタリのアイテムだ

 もっともソニーDCR-PC100は、筆者の想像を遙かに超えた驚きの仕様だ。1/4インチ107万画素という高画素のCCDを搭載し、動画撮影時には69万画素のエリア(960×720ドット)を切り出して電子式手ブレ補正を行ない、これを720×480ドットに変換することで、水平解像度520本という単板CCDのビデオカメラとしては最高クラスの描写力を実現。
 静止画撮影時には、100万画素とCCDのほとんどの画素を有効利用して、1152×864ドットという高精細な静止画をメモリースティックに記録できるのだ。また、静止画撮影時にはメカシャッターが作動するため、インターレーススキャンCCDにもかかわらず、動体ブレのない高解像度な静止画が撮影できるのが特徴だ。

 PC100のニュースリリースを読んだとき、「1/4インチ107万画素のCCDなんて、画素ピッチが非常に狭く、S/Nを考えただけでもおぞましい」と思ったのだが、実際にPC100を借りてムービーを撮影してみると、今まで使っていたソニーDCR-PC7やDCR-TRV9(プールサイドで使っていると捕まる危険性のある機種だよ~ん)よりも低照度でのノイズが少なく、むしろ切れるような描写力に驚かされた。しかも、発売直後にもかかわらず、思い切った実売価格の店もあり、ニコンD1につける大口径望遠ズームを買おうと思って持っていたお金が、気がつくとPC100に化けていた(笑)。ちなみに、筆者にとってPC100は、VX1000以降、4台目のDVであり、PC7のリプレースとして購入した。

 一方、静止画の画質だが、さすがに従来のDV静止画とはレベルの違う写りで、85万画素クラスのデジカメ以上に細部まで描写してくれる。しかも、10倍光学ズームという強みを持っているので、デジカメではなかなか撮れないようなシーンを撮影できるのも魅力だ。ただし、静止画の描写力が向上した分、レンズのアラまで見えるようになり、レンズ周辺の画質はそれなりに低下しているのがわかってしまう。また、色や階調に関しては、液晶モニターではきれいに見えるのだが、パソコンに取り込んで見ると色がくすみがちで、階調も少しギスギスした印象を受ける。このあたりの絵づくりをもっと改善すれば、85万画素のデジカメ以上の写りになると思う。なお、PC100の静止画サンプルをもっと見たい人は、「伊達淳一のデジタルでいこう!( http://www.d-sharp.net/miscall/ )」へどうぞ。


■ 静止画サンプル

函館のハリストス正教会。ちょっと樹木の緑がくすんで写ってはいるが、DVカメラでこれだけ高精細な静止画が撮れるとは驚き。かつての81万画素クラスのデジカメ以上の描写力を持っている
レンズは、カールツァイスのバリオゾナー。しかも、光学10倍ズームなので、並のデジカメでは撮れないような超望遠撮影が可能だ。ただし、静止画撮影時には手ぶれ補正は効かないので手ぶれには注意。また、レンズ周辺部の画質はあまり良くない
動画撮影時にはうまくノイズを抑えて見せているが、静止画撮影時にはちょっと暗くなると非常にノイズが多くなる。スローシャッターやストロボを備えていない点が、デジカメに比べると弱い点だ

◎関連URL
■ソニー「DCR-PC100」製品情報
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/VD/DCR-PC100/

伊達淳一
※掲載画像の無断転載・配布はご遠慮ください。
1999/10/20


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