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方言メイド喫茶「訛りっ娘」がオープン!
〜三河弁メイドがお出迎え!?

一時期、雨後の竹の子のごとく乱立していた秋葉原のメイド喫茶だが、エンターテインメント性、料理の質、サービスの向上、しっかりとしたコンセプトなどそれぞれが特色を出し、フツーのメイド喫茶は淘汰されつつある。そんな中に登場したのが「方言萌え」を武器に掲げたメイド喫茶「訛りっ娘」だ。

取材に応じてくれたメイドさんは、ガッツリ三河弁の岡崎ちゃんで、入店するやいなや「おかえりなさいませ! ご主人様。ダバコは吸うだらぁ? 吸わんならここでちょっと待っとりんね」と案内された。

メイドさんはすべて方言で接してくれ、店内はまるで百貨店の地方物産展の様相。北海道や東北、北陸から関西、九州や四国の方言が飛び交っている。メイドさんのネームプレートには、それぞれ出身地が併記されており、来店するご主人様たちは、出身地のメイドさんを呼んではオーダーして、アキバに突如現れた“地元”を楽しんでいた。

店長によると人気のメイドさんは京都弁を話す雅(みやび)さんだという。「物腰も柔らかく天然ボケの雅さんが離す京都弁は、田舎を持たないご主人様たちにとくに人気で、“ほなご注文はこれで、よろしおすか?”というキメ台詞に悶絶している」(店長)という。

 一方メニューもかなり特殊で、全国各地の方言で表記されているため、韓国語で書かれた焼き肉やのメニューより難解だ。「ザンギ盛り合わせ」(北海道)「しるこサンド」(愛知)「ザザムシの佃煮」(長野)「ぶぶ漬け」(京都)などと表記されており、標準語での説明は一切ない。しかもメイドさんに料理の内容を聞いても「それは禁則事項です」と言われてしまうので、かなりバクチ性の高いオーダーになる。

ただドリンク類は「冷コー」がある程度で方言が少なく、唯一安心して頼める安パイとなっている。

また隔週で行われるイベントは「秋田弁」「三河弁」「土佐弁」ウィークなど、メイドさん全員がその土地の方言でサービスしてくれるという。標準語はかなり肩身の狭い思いをするので、Mっ気の読者にオススメしたい。

 通常、店を後にするときは「いってらっしゃいませご主人様」が定番だが、訛りっ娘の場合はもちろん方言。「お会計は1200円になるじゃんね。だもんでね、ご主人様、気をつけて行ってこりんよ」と見送りされた。三河弁のメイドさんも、いいものだ……。

(2012年4月1日)

[萌え Watch編集部]

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