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デジタル一眼レフについて

Watch読者は、すでに4人にひとりが所有
重視するのは価格よりもメーカー


 今年のデジタル一眼レフ戦争が熱くなってきた。ソニーとパナソニックが参戦し、キヤノンとニコンが牽引する市場に食い込めるのか。手ブレ補正はレンズ側かボディ側か。ライブビューはどうか。現在のデジタル一眼レフの所有状況と、ますます高まるユーザーの要望を、Impress Watchとgooリサーチが共同で調査した。

 まず、デジタル一眼レフを現在所有している率が、Watch読者では約27%となり、4人にひとりは所有しているという高い数字が出た。gooリサーチでは7.5%で、かなり差がある。所有していないが興味はある人はどちらも半数程度いるが、所有していないし興味もないという人は、gooリサーチでは約30%にのぼった。

あなたはデジタル一眼レフカメラを所有していますか。
[Impress Watch]
あなたはデジタル一眼レフカメラを所有していますか。
[gooリサーチ消費者モニター]


 デジタル一眼レフを現在所有しているWatch読者のうち、主要な趣味が写真であると回答した人が約55%もいて、たまに写真を撮る程度の人が約64%を占めるgooリサーチとで顕著な違いが見える。Watch読者は過去の調査でも趣味性が強い傾向が見られ、写真撮影を趣味にしている人がデジタル一眼レフをすでに所有しているのは納得がいく。

あなたと写真との関わり方についてもっともあてはまると思われるものをお選びください。
[Impress Watch]
あなたと写真との関わり方についてもっともあてはまると思われるものをお選びください。
[gooリサーチ消費者モニター]


 所有しているデジタル一眼レフのメーカーは、市場での順位どおり1位キヤノン、2位ニコンとなった。次にデジタル一眼レフを購入するとしたら同じメーカーを選ぶかどうかについては、Watch読者は70%近く、gooリサーチでは50%弱が同じメーカーを選ぶとした。デジタル一眼レフを所有しているWatch読者のうち、次も同じメーカーを選ぶとした人の率は、キヤノンユーザー、ニコンユーザー、ペンタックスユーザーの順だった。またgooリサーチでは「わからない」と回答した人も50%弱いて、現在所有しているメーカーに執着している人が意外に少ないという結果が出た。

あなたが所有しているデジタル一眼レフカメラのメーカーを教えてください。
[Impress Watch]
あなたが所有しているデジタル一眼レフカメラのメーカーを教えてください。
[gooリサーチ消費者モニター]

 次も同じメーカーを選ぶかどうかは、交換レンズの所有状況に大きく左右される。今回の調査ではレンズの所有本数は本数記入にしたが、Watch読者では2本以上所有している人が92%、3本以上所有している人は77%で、平均6.25本という高い数字となった。gooリサーチでは2本以上が69%、3本以上が40%だった。主要な趣味が写真であると回答した人は、交換レンズに対しても関心が高いはずだし、撮影スタイルによっては何本も所有しているはずである。レンズ交換できるのが一眼レフのメリットなので、交換レンズの所有率はそれなりに高い。

 現在所有している人が選ぶ際に重視した点は、Watch読者はまず「メーカー」をあげ、次に「価格」、「対応レンズの豊富さ」としている。一方gooリサーチでは「価格」、「メーカー」、「画素数」の順だ。ここにも主要な趣味が写真であり、交換レンズ、しかもデジタル一眼レフ専用レンズも所有している人が多いというWatch読者の像が浮かんでくるようだ。Watch読者でメーカーを重視している人が多いのは、デジタル一眼レフを所有する前にフィルム使用一眼レフを使用していた人が39%で、レンズ資産を活かせることが理由だろう。またWatch読者は手ブレ軽減、ゴミ取りといった、メーカーが最近ウリにしている最新機能についても関心が高く、gooリサーチでは操作性を重視している人が多かった。

あなたがデジタル一眼レフカメラを選ぶ際に重視した点を教えてください。
[Impress Watch]
あなたがデジタル一眼レフカメラを選ぶ際に重視した点を教えてください。
[gooリサーチ消費者モニター]

あなたがデジタル一眼レフカメラを所有する前に主に使用していたカメラは何ですか。
[Impress Watch]
あなたがデジタル一眼レフカメラを所有する前に主に使用していたカメラは何ですか。
[gooリサーチ消費者モニター]


 さすがに購入価格も高めで、レンズやアクセサリーなども用意されているデジタル一眼レフでは、買い換え検討時では次も同じメーカーを選ぶとした人が多数をしめている。一方、次にデジタル一眼レフを購入するときには同じメーカーを選ばないと回答した人が次に選びたいメーカーは、Watch読者ではソニーが半数弱を占めて大躍進となった。今回の調査実施時にはソニーの「α100」は発売直後で入手困難な状況だったし、店頭展示の台数もかなり少なかったことを考えると、カメラ雑誌やデジカメWatchといった専門媒体の報道記事やレビュー記事を参考にして回答していると思われる。今現在使っているデジタル一眼レフに不満がある人が、ソニーに流れる可能性が高いという興味深い結果となった。。現在は所有していないが購入を検討している人でもソニーはキヤノン、ニコンに次いで3位となった。これをソニーという企業ブランドの強さと見るか、コニカミノルタユーザーを取り込めたと見るか、またはその両方か。いずれにせよWatch読者のあいだでは、ソニーのデジタル一眼レフへの注目度は非常に高い結果となっている。

あなたが次にデジタル一眼レフカメラを購入するとしたら、現在主に使用しているものと同じメーカーを選びますか。
[Impress Watch]
あなたが次にデジタル一眼レフカメラを購入するとしたら、現在主に使用しているものと同じメーカーを選びますか。
[gooリサーチ消費者モニター]


 デジタル一眼レフでの撮影後に紙にプリントするかどうかは、現在デジタル一眼レフを所有している人では、作品として残したいものは積極的にする人はWatch読者・gooリサーチともに30%程度、ときどきする人が50%弱だった。また、現在はデジタル一眼レフを所有していないが購入を検討している人では、Watch読者・gooリサーチともに、ときどきする人が約半数、作品として残したいものは積極的にする人が30%程度という結果で、ほぼ同等であった。違いが表れたのはプリントのサイズで、L版でプリントする人がどちらも大多数を占めているが、Watch読者はA4でプリントする人が20%近くとなった。gooリサーチでの5%弱と比べると、作品としてとらえているサイズの違いなのだろうか。プリントの手段ではWatch読者・gooリサーチともに家庭用プリンタが半数以上だが、Watch読者にはプロラボを利用する人が5%弱、プリントショップを利用する人が約34%となった。gooリサーチではプロラボの利用者が1%程度しかいなかったが、プリントショップの利用者は半数に迫るほどだった。主要な趣味が写真と回答した人が半数以上を占めたWatch読者は、プリントは自分で、しかも納得がいく仕上がりを望んでいる人が多い。

 所有しているデジタル一眼レフに十分満足している、またはほぼ満足しているという人は、Watch読者・gooリサーチともに合わせて70%を超えている。逆に、やや~全く不満だという人は、Watch読者では6%弱、gooリサーチでは9%弱となった。コンパクトデジタルカメラと違って販売価格も高く、レンズやアクセサリーなど拡張性も高いため、購入前に十分に検討して納得のいく製品を買い求めようとしている。

あなたが所有しているデジタル一眼レフカメラの全体的な満足度を教えてください。
[Impress Watch]
あなたが所有しているデジタル一眼レフカメラの全体的な満足度を教えてください。
[gooリサーチ消費者モニター]

 デジタル一眼レフを現在所有している人が今後の製品に望んでいることでは、「低価格化」と「小型化」、「軽量化」が目立っていた。低価格化については、とくにフィルム使用一眼レフと比べている人が多かった。たしかにデジタル一眼レフはフィルム使用一眼レフと比べて、価格面でかなりハードルが高い買いものだ。プロスペックで最上位機種のフィルム使用一眼レフは、サラリーマンならボーナスをあてにすれば手が届くものだったが、デジタル一眼レフの最上位機種、とくにプロが使うようなニコンやキヤノンの機種は、本体だけでボーナス全額をつぎ込まないと買えない、またはそれでも買えない価格だ。最上位機種まではいかなくても中位機種が、家族の反対なしに買える価格にはなってほしいと思う。

 小型軽量化も、だれもが望みたいポイントだろう。しかしその一方でバッテリーの長持ちを望む人も多い。連写速度の向上や高速起動なども目立った要望だった。そうなると、より小型で軽いバッテリーの開発が望まれる。メーカーにはきびしい要望だが、ユーザーの欲はつきない。

 だがWatch読者では、画素数競争はもうやめてほしい、画素数増加よりもノイズ軽減、イメージセンサーのサイズ向上をあげる人も多かった。登場以来どんどん進化しているデジタルカメラの世界にも、ようやく「成熟」という言葉が聞こえてきそうだ。成熟商品になればさらなる低価格化も期待できるだろう。各メーカーにとっては今後さらにきびしい戦いになっていくと思うが、ユーザーをわくわくさせてくれる機種をどんどん出してほしいと思う。



 Impress Watchでの調査は8月9日16時から8月16日16時にかけてImpress Watchの読者を対象にインターネット上で行い、10,853の回答があった。 gooリサーチでの調査はImpress Watchと同じ期間、gooリサーチの消費者モニターを対象にインターネット上で行い、1,064の回答があった。

<主な属性>
性別
[Impress Watch]
性別
[gooリサーチ消費者モニター]

年齢
[Impress Watch]
年齢
[gooリサーチ消費者モニター]

職業
[Impress Watch]
職業
[gooリサーチ消費者モニター]


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2006/09/06
Impress Watch編集部

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