連載:ぼくらの自由研究室

猫用全自動トイレ「キャットロボット」を試してみた

新発想の全自動猫トイレを試用

拙宅では、2匹の猫を室内飼いしております。猫を飼われていない方は「2匹もいたら世話が大変そう」とおっしゃいます。

が、室内飼いの猫って意外なほど手間がかからず、食事の世話、爪切りなどのケア、それからトイレの世話をする程度で大丈夫です。猫自身が清潔好きなので、いつも毛繕いをし、「動物っぽいニオイ」はほぼ皆無。階段や上がれる棚などがあれば、そこを上り下りして運動もします。換毛期には抜け毛が多くなりますので、掃除機がけの頻度は上がりますが、それも大した手間ではありません。

ただ、トイレの世話だけはちょっと面倒。あまりやりたいものではありません。「室内飼いの猫は清潔」とは言え、排泄物のニオイは独特のものがあります。けっこー臭いんですな。そのままにしておくと部屋にニオイが残るので、わりと頻繁にトイレ掃除(排泄物の除去と猫砂の追加など)をする必要があります。「このトイレ掃除さえなければ……」みたいな気分。

なので、これまで「猫用全自動トイレ」の類も何台か使ってきました。猫が排泄するとそれを感知し、自動的に排泄物を除去してくれるという電動トイレです。どれもまずまず快適に使えました。

しかし、専用の消耗品が若干高価だったりして、使い続けるとけっこーお金がかかりました。あるいは、排泄物の量や排泄位置によってはうまく自動除去できず、機械が停止してしまったりも。停止した場合は、人間が排泄物を除去し、機械がしっかり動作する状態に戻します。拙宅の場合、わりと頻繁にこの「停止」が起きました。そんな手間まで考えると「全自動トイレ」とまでは言えず、「半自動トイレ」といった感じでした。

さてさて、前置きが長くなりましたが、そんなワタクシが注目しているのは、「キャットロボット」と呼ばれる猫用の全自動トイレです。その斬新な機構を見ると「これなら機械が停止することはなさそう」と思えます。また、専用の消耗品などは不要なので、最小限のコストで使えそうです。

というわけで、実際に試用してみました。ので、写真とともに「キャットロボット」の機能や使用感などを見ていきましょう。

「キャットロボット」本体。上の球体がトイレで、前方に開いた穴から猫が入ります。下部は排泄物がたまるトレイになっていて、手前に引き出せて排泄物を処理できます。本体のカラーは写真のベージュのほか、ブラックもあります
サイズは、幅50×奥57×高74cm。質量は約8.1kg。椅子一脚分程度のサイズ感です。試用前は「かなり大きそうだなあ」と思いましたが、実際に設置してみると「そんなに場所を取らないんだな」という印象になりました。設置も電源を差すだけなのでカンタンです
前方の入口。中にあるグレーのものは「鉱物系の猫砂」です。固まるタイプの猫砂で、粒子のサイズは5mm以下のものを入れて使います
下部のトレイ。こんな感じで引き出せます。トレイ内にビニール袋をセットして使い、猫砂に包まれてトレイ内に落ちた排泄物をまとめて捨てられます。サイズが合えばどんなビニール袋でも使えます
「キャットロボット」を設置してしばらくは、猫が入りませんでした。やや警戒しているようで、「キャットロボット」の周囲を調べたり、入口から覗き込んだり。しかし2時間ほどすると、拙宅猫「とろ」が入りました
猫は「キャットロボット」の入口下のステップを踏んで中に入ります。ここを踏むと「キャットロボット」が「猫が入ったことを感知」し、入口下の赤ランプが点灯します。この赤ランプが点灯した7分後に、サイクル動作(排泄物を除去する自動運転)が行われます
用を足して出てきました
7分後、「キャットロボット」の上部が回転します。内部では猫砂がふるいにかけられ、排泄物を包んだ猫砂とサラサラの猫砂が分けられます。そして排泄物を包んだ猫砂だけが下部に落ちるというシクミ。回転はスムーズでわりと静か。排泄物が大きめでも、回転が引っ掛かるような雰囲気はありません
サイクル動作終了後、下部のトレイを引き出してみました。こんな感じで、猫砂に包まれた排泄物が落ちていました。ある程度たまったらビニール袋ごと捨てればいいので、手入れも容易です。ニオイを吸着するタイプの猫砂を使えば、排泄後のニオイも最小限に抑えられます
「キャットロボット」の存在感にも慣れ、余裕が出てきた拙宅猫「とろ」
その後、「とろ」は好んで「キャットロボット」ばかり使うようになりました。ほかにも猫トイレは設置してあるのですが、「キャットロボット」がお気に入りのようです。もう一匹の拙宅猫「うか」は、まだ「キャットロボット」に慣れていない様子。入口から内部を覗いたりはしますが、まだ中に入りません
「とろ」は「キャットロボット」のサイクル動作を興味深げに見ます
「キャットロボット」のサイクル動作の音は、猫を驚かせない程度静かです
また「キャットロボット」で用を足している「とろ」
ちなみに、1台で最大3匹までの猫が使用できるそうです。1匹あたりの体重は2.2kg以上。2.2kg未満の体重だとセンサーが正常に反応しないとのこと。「とろ」は約7kgなので問題ありません
「とろ」は「キャットロボット」にかな~り慣れ、頻繁に近くで寝転がったりするようになりました。一方「うか」は……まだ慣れません。恐らく、ほかの猫トイレを撤去してしまえば「うか」も「キャットロボット」を使うと思います
気分良く用を足せて大満足(!?)の「とろ」

この「キャットロボット」を試用してみて、やっぱり良かったのが「猫トイレの掃除をしなくて済むようになったこと」です。メンテナンス的なこととしては、定期的に猫砂を追加することと、トレイ内にたまった排泄物を捨てることくらいです。1週間ほど試用しましたが、排泄物などの詰まりで機械が停止するようなトラブルもありません。

本体がけっこー高価な全自動猫トイレではありますが、猫はいつも綺麗な猫砂の上で用を足せるし、飼い主もラクができるしで、かなりイイ感じの製品だと思いました。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

※この記事はペトハピの記事(2015年8月21日掲載)を転載したものです。

ペトハピ

2015年4月にImpress Watch ペット特集としてスタート。同年10月に「ペトハピ」創刊。2017年5月にインプレスから独立し、ペトハピ株式会社として運営中。ペットとオーナーが、どのように共生し、お互いに幸せになっていくかを提案するWebメディア。https://pet-happy.jp/

スタパ齋藤